国対の立憲姿勢にネット上でも批判相次ぐ

 立憲民主党の奥野総一郎国対委員長代理は14日、日本維新の会、国民民主党、衆院会派「有志の会」の国対幹部と会談し、4党派での会談を定例化していく姿勢を示している。これに日本共産党が入っていないことから、日本共産党の志位和夫委員長はツイッターで「野党は今、自公と維新などによる『改憲・暮らし破壊の翼賛体制』づくりと正面から対決する姿勢を確立することが、とても大切」なのに、こうした中での立憲・維新・国民・有志の歩み寄り姿勢に「野党としての試金石となる重大な問題」と強く問題視した。

 同党の小池晃書記局長は記者会見で「自公と維新による改憲、暮らし破壊の翼賛体制づくりに断固対決する姿勢を確立することがとても大切な時、維新を『野党』として協力の対象にしてしまえば野党としての立場が根本的に問われることになる」と立憲姿勢を厳しく批判。

 小池氏は「今回のように、共産党を外して維新を『野党』として扱うのであれば、野党の立場が根本から問われることになる」と指摘し、維新が「自民補完勢力」の役割を果たしている党であることから、野党の枠組みに入れること自体をけん制した。

ネット上でも「維新は野党でなく、自民党2軍だと思う」「立憲は翼賛政治の入り口に入ったと言っても言い過ぎではない」「立憲民主党の泉健太による野党共闘支持者と共産党への宣戦布告。泉がここまでバカだとは思わなかったがもはや立憲は維新や国民民主と同じ。与党の補完勢力なのだ」など、厳しい批判や問題視する声があがっている。(編集担当:森高龍二)

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