1つの敷地にマンションと一戸建てエリア。さらに、スーパーや家電量販店、クリニックに総合病院など…。
安心で安全な街の誕生に向けて、札幌・豊平区平岸で大規模な再開発が行われています。
一体型で進む新たな街づくりとは一体何なのか、最前線を詳しく見ていきましょう。
災害に対応した分譲マンションが平岸に
長谷工 アーベスト 広域販売部の高橋 大樹部長に、豊平区平岸の新たな分譲マンション「ハイムスイート平岸 ブランシエラ イースト」の模型を見せてもらいました。
107世帯のマンションで、棟は10階建てと8階建ての2つ。敷地の駐車場にはロードヒーティングが採用され、雪でも車の出し入れが容易にできるそうです。
屋上部分にはソーラーパネルがあり、共用施設の照明やコンセントは災害時の停電でも使用できます。
準備中のモデルルームを特別に見せてもらいました。窓から広がる景色は、四季の変化を感じることができます。
価格は、中層階の70平方メートルほどの3LDKで3000万円台半ば～後半ほど。1月から始まるモデルルーム見学の予約は、ほぼ埋まっています。
再開発が進む平岸エリア 元・自衛隊札幌病院
大規模な再開発が進んでいるのが、元・自衛隊札幌病院の跡地です。地下鉄の駅から徒歩10分ほどの広大なエリアに、商業施設や病院を含めた1つの街「札幌リードタウン平岸ベース」が作られます。
面積は約48000平方メートルで、敷地内にはすでにオープンしているスーパーや家電量販店のほか、総合病院やマンション2棟が建設予定。48区画が整備される戸建て住宅のエリアもあります。
住宅のエリアは、プライバシーや日当たりを守るため、庭や家の向きも決められているそう。
積水化学工業 住宅カンパニー まちづくり事業推進部の山地 晋二朗部長によると「この戸建て街区は『まちなみデザインガイドライン』を設定しています」とのこと。
道路に面しては植栽を数多く入れたり、敷地内の緑地帯を地域のイベントや雪の堆積場として使えるようにしたりする予定です。
また、住宅は主に3タイプから選ぶことができ、すべての家にある設備が太陽光パネルです。蓄電池に充電して非常用電源としても活用できるので、災害で停電時、通常通り使っても一晩は充分越せるとのこと。
停電時、蓄電池からの電気がすぐにつくため「お子様が自宅で留守番していても停電したのに気が付かないですよ」と、北海道セキスイハイム 札幌支店の葛西 高行支店長は話します。
ブラックアウトの経験がある北海道だからこそ、安心できる住宅ではないでしょうか。
土地建物は5000万円半ば～6000万円超
土地は40坪から50坪ほどで、2月から販売が始まります。
葛西支店長：「土地建物は総額で5000万円半ばから6000万円超えるかなという価格帯です。太陽光、蓄電池の標準搭載や敷地内の植樹、植木などにきっと満足いただけると思います」
商業施設や病院が近いだけはなく、安心安全に配慮された街づくり。2024年9月予定の完成が待ち遠しいですね。
＊みんテレ1月25日OAのものです
