山北町長選 現職・湯川氏が4選出馬の意向「これが最後」

湯川裕司氏

 任期満了に伴う山北町長選(7月21日任期満了)を巡り、現職の湯川裕司氏(69)は15日、「自分の力が及ぶならあと4年、チャンスをいただきたい。これが最後」と4期目を目指し無所属で立候補する意向を示した。出馬意向を示したのは湯川氏が初めて。3月の町議会で正式に表明する。

 湯川氏は新東名高速道路の山北スマートインターチェンジ(SIC)の誘致や定住促進に向けた町営住宅の整備などの実績を強調。人口減が進む中で公立小中学校7校を2校へ統廃合を進め「長年の懸案を覚悟を持って取り組んだ」と胸を張った。

 重点施策として町域の9割以上を占める森林を保全し、地域活性化に生かす新たなまちづくりを掲げ「都内から子どもたちがやって来て、自然と安全に触れ合う場を提供したい」とし、森に囲まれた託児所開設など民間との連携に意欲を見せた。

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