約820キロの下敷きになり男性死亡 会社と製造部長を書類送検 広島

広島県東広島市でクレーンから落ちた金枠の下敷きになり作業中の男性が死亡した事故で、呉労働基準監督署は会社と製造部長を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。

去年6月、広島県東広島市黒瀬町の山岡鉄管本社工場で、作業中だった中尾豪さん(当時34歳)がクレーンから落ちてきた重さ約820キロの金枠の下敷きになり死亡しました。

呉労働基準監督署は16日、山岡鉄管と製造部長(30代)を物が落下する危険性があるにもかかわらず危険防止措置をとっていなかったとして労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。

山岡鉄管は「亡くなった社員、遺族には謹んで哀悼の意を表します。今後作業手順等を見直して今後事故のないように厳重注意して作業にあたります。社員への安全教育を徹底してまいります」とコメントしています。

© 広島ホームテレビ