KOBerrieS♪3人の卒業ライブ開催 涙見せず笑顔でアイドル人生〝完走〟

神戸のご当地アイドルグループ・KOBerrieS♪が、同市のライブハウス「神戸Harbor Studio」で、ライブイベント「Dream day~私たちの宝石箱~」を実施。キャプテンの小形優莉、副キャプテンの花城沙弥、最年少センターの古川莉子の3人がグループを卒業した。

グループの屋台骨を支えてきた3人の卒業ライブとあり、会場にはキャパ上限の250人のファンが集結。親交の深いタレント・松村邦洋らから祝花が贈られた。メンバー6人で代表曲「ポートタワー」「思い出エール」など23曲を披露。小形は「この3人だけでステージに立った時もあったから、思い出はいろいろあるよね…」としみじみ語り、古川は「今日は学校の友達も来てくれてるんですけど、すごい応援してくれたから、うれしかったです」と笑みを浮かべた。

卒業する3人は最後まで涙を見せず、ラストステージを目いっぱい楽しんでアイドル人生を締めくくった。小形は「楽しいこともつらいことも、メンバーとか家族とかファンの皆さんと共有してきて、初めて人と目標を達成する、それに向かって頑張るっていうことを一生懸命にできたので、すごく楽しかったです。これからの人生がすごくKOBerrieS♪のおかげで楽しみになりました」と晴れやかな表情で話した。

花城は「卒業公演のタイトルに『宝石箱』って入ってるんですが、KOBerrieS♪としての期間を振り返ると、本当にキラキラして宝石箱に入ってる宝石のような日々だったなって思います。ファンの方との思い出も、私たちにとって宝石箱だったなと思います」と笑顔。

古川は「すごく長いようで短い期間だったんですけど、その間にいろんなことを学ばせていただきました。今まで普通の高校生として過ごしてきたら絶対に経験できないようなこととか…。『ミス日本のゆかた2020グランプリ』ももちろんそうですし、いろんな大きなステージに立たせていただいて、人前に立って大きな自信になったので、この経験を生かしてこれからの人生も頑張っていきたいなと思います」と前を向いた。

共演した残る3人も、先輩たちの卒業に感無量の様子。中家温香は「先輩方から引き継いだバトンをちゃんと握りしめてこれから走って行きたいと思います」、井上怜奈は「初めて同じグループの方を送り出す立場になって、こんなに寂しいんだなって…。悔いのないように送り出せて良かったなと思います」、廣瀬未沙は「これからは私たちがレールを敷く、道しるべになっていく立場として、前を向いて、より自覚を強く持って走って行きたいと思います」とそれぞれ話した。

(よろず~ニュース編集部)

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