大竹まこと、女子フィギュア選手・ワリエワのドーピング疑惑に苦言

16日放送の『大竹まこと ゴールデンラジオ!』(文化放送)で、タレントの大竹まことが、ROC(ロシア五輪委員会)の女子フィギュアスケート代表であるカミラ・ワリエワの薬物反応騒動に関して感想を語った。

番組では、現在開催中の北京冬季五輪の話題となり、大竹が「スケート女子大変なことになってるよねー。ワイエリ?ワリエワさん?」と切り出した。

ワリエワは15日から始まったフィギュアスケート女子シングルで、ショートプログラム終了の時点で暫定1位につけているが、女子シングルが行われる前に、ワリエワの検体から禁止薬物が検出されたというニュースが流れ、個人戦出場は一時不透明な状態になっていた。

結局出場は許されたが、ドーピング違反の疑惑が解消された訳ではなく、後日処分という可能性も残しており、ワリエワが女子シングルで3位以内に入った場合、メダル授与式を行わないと発表しているということで、大竹は「だってメダル圏内に入っても、表彰式もしないみたい話してるんだろ? なんだよそれ! 1位だよね今? ショートで。まあ、15歳だよ。どこがどうなったのか知らないけど」と話した。

なお、ワリエワは聴聞会で禁止薬物となっているトリメタジジンの反応が出た理由として、心臓の薬を服用する祖父と同じコップを使用したと主張しているが、大竹はどちらかというと選手個人ではなく、組織の関与があったのではと疑っているようで「ロシアのオリンピック委員会がどうなってるか知らないけど、15歳の少女に、例えば『いい薬だから飲んどけ』みたいなね、『栄養剤だ』っていったかどうかは知らないけど。まあ‥、そういう、飲んじゃいけない薬。これ、イタチごっこらしいけど、それは飲ましちゃいけないだろ~」と批判する。なお、ROCにはアンチ・ドーピング規則違反への違反によりロシアボート連盟から資格停止処分を受けていた、いわくつきの医師が同行しているという報道もある。

さらに大竹は「組織がもしそうだとしたら組織がダメだろ。組織がダメだったらその組織自体を入れちゃダメだろう。だからロシアはこないだROCなったんだけど、そこでもダメかって話になったらさ、もうなんにも、ねえ‥」と仮に組織ぐるみだった場合、今後のロシア選手全員の出場が危ぶまれるのではと話した。

ただ、ワリエワ個人には同情の気持ちがあるようで、大竹は「本人表彰式に出せないとかさ、本人に罪があるようなやり方は‥。しかも聴聞会かなにかで前日も大変だったんでしょ? それで1位だよ」と感想を語ると、その話を聞いていたフィギュアスケートファンの、いとうあさこも「もの凄いキレイでしたよ」と返したのだった。

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