調査結果発表!2022年2月の政党支持率・内閣支持率・参院選の比例投票先は?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。

2022年2月15日に公開された動画のテーマは……毎月恒例!選挙ドットコムリサーチの結果を徹底解説!

ゲストにJX通信社代表の米重克洋氏をお招きし、2022年2月の政党支持率・内閣支持率の調査結果を発表しました。

電話×ネットのハイブリッド調査とクロス集計から見える世論の動きとは?

2022年2月の政党支持率

前回(2022年1月)の政党支持率調査結果

まずは前回の調査結果を振り返ってみましょう。

電話調査における自民党の支持率がやや上がったものの、そのほかはあまり大きな動きは見られませんでした。

今回の調査までの間に、新型コロナ感染者の増加、ワクチン3回目接種、北京冬季オリンピック、ウクライナ情勢の緊迫化といった話題がありましたが、政党支持率はどのように変化したのでしょうか。

今回(2022年2月)の政党支持率調査結果

どの党も支持率に大きな変動はなく、全体を通して小さな動きにとどまりました。

立憲民主党と日本維新の会が拮抗する状況も、前回同様続いている状況です。

この結果に対して乙武氏は「維新はもともとネット調査に強かったが、さらに支持率をあげて、今はネット調査の支持率は自民の半分を超えてきている」と維新の勢力拡大についてコメント。

米重氏は維新の支持層について「柔らかい支持層が徐々に安定してきている。立憲と維新が競り合う状況のまま、参院選に突入するのではないか」と分析しました。

2022年2月の内閣支持率調査結果

内閣支持率は、新型コロナウイルスの感染者と連動する傾向があります。

この1か月の感染者数の増加を受けて、支持率は下がり、不支持率が上がる結果となりました。

米重氏は支持・不支持の上下は予想通りとしつつも、前回調査から割合にほとんど変化のない「どちらとも言えない」という層に注目し、「岸田政権そのものへの評価は明確に定まっていないのではないか」と考察しています。

電話調査における内閣支持率の推移を見てみると、前回かなり高い支持率を得たものの、今回はコロナ感染者により支持率を下げ、不支持率とせめぎ合うかたちになりました。

参院選の比例投票先

続いて、今年の夏に控える参院選の比例投票先の調査結果を見てみましょう。

電話調査では立憲が少し下げ、維新が少し上げたものの全体としては大きな変化はありませんでした。

米重氏によると、比例投票先は無党派層もいずれかの党に入れていることがあるので、数字としては振れる傾向にあると解説します。

では、無党派層の人たちはどの党を比例投票先と考えているのでしょうか?

支持政党がない人の比例投票先は?

今回の電話調査では、「支持政党がない」×「比例投票先」のクロス集計を実施しています。

乙武氏「緑(維新)が強くなってきてますね~」

政党支持率では競っている立憲と維新ですが、「無党派層の中では維新の方が圧倒的に強く、自民党よりも強い。そしてその傾向が定着しつつある」と米重氏は解説します。

そして「無党派層は実際の選挙においては政党支持率以上に票の源になるので、この数字が議席数に影響する可能性はある」と続けました。

新型コロナウイルス感染症の政府対応について

新型コロナウイルス感染症をめぐる岸田政権の政府対応についての調査結果は以下の通りです。

乙武氏「(電話調査の不支持が)20%も増えてる!」

新型コロナウイルス感染者数が増えたこともあり、政府対応についても「評価しない」の増加が顕著な結果となりました。

新型コロナワクチンの3回目接種について

今回の調査では、新型コロナワクチンの3回目の接種についても調査を行いました。

結果は以下の通りです。

ファイザーとモデルナで比較すると、ファイザーのワクチンの接種を希望する人が多いことがわかります。

米重氏によると、政府内では閣僚が原則モデルナを接種することによってモデルナ接種のメッセージを打ち出したり、大規模接種センターでも基本はモデルナ接種を行ったりといった動きがあるようです。

動画本編はこちら!

選挙ドットコムちゃんねるは毎週火・水・木・金曜日の21時公開!

ぜひ高評価とチャンネル登録をよろしくお願いいたします!

© 選挙ドットコム株式会社