二所ノ関親方が師匠から教わったことは「愛ある指導」

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東海ラジオ『二所ノ関親方 横綱人生道』(月19:00~19:15)は、第72代横綱・元稀勢の里の二所ノ関親方が、相撲で培った人生道を語るほか、幅広く相撲の魅力を伝える番組。2月14日の放送では、部屋付き親方の仕事に続いて、指導者の心得について話した。

これはリスナーからの質問に答えたもので、リスナーは、野村克也氏のことば「財を残すのは下、仕事を残すのは中、人を残すのは上」を引き合いに出して、二所ノ関親方に「師匠(先代の鳴門親方)から、弟子を育てていくことや、人材を残していくことを教わったか」と質問した。

これに対して、二所ノ関親方は「(先代の鳴門親方とは)自分が25歳になるまで一緒だったが、そういう話を聞く機会はなかった」と話した。先代の鳴門親方は、二所ノ関親方が現役の時に急逝したので、指導者としての話を聞くことはなかったそうだ。

ここで、二所ノ関親方は、師匠の指導の話をした。「(指導に)愛情があると感じた。愛があるからこそ、厳しさにも耐えられた。ただただ厳しい指導であれば、いじめられているような気になるが、愛があったからこそ、すべて我慢できた。親方のためにも頑張らなくてはいけないと思えた」と話した。

そして「自分も、愛を持って、ひとりひとり、気にかけながら、しっかり指導していきたい」と誓っていた。ここで、番組進行役のアナウンサーから「もし、師匠に聞けるとしたら、指導者になった今だからこそ、聞きたいと思うことは?」と訊ねられると、二所ノ関親方は「聞きたいことはたくさんあるが、怖くて聞けなかったと思う」と明かしていた。

二所ノ関親方 横綱人生道

放送局:東海ラジオ

放送日時:毎週月曜 19時00分~19時15分

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