二所ノ関親方が説く土俵際の極意「体と体との間に隙間を作らず真空状態に」

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東海ラジオ『二所ノ関親方 横綱人生道』(月19:00~19:15)は、第72代横綱・元稀勢の里の二所ノ関親方が、相撲で培った人生道を語るほか、幅広く相撲の魅力を伝える番組。2月14日の放送では、部屋付き親方の仕事、指導者の心得に続いて「来たれ!二所ノ関部屋、大相撲指南」のコーナーで「攻防」について解説した。

このコーナーは、二所ノ関親方が、勝負の奥深い世界を解説して、ラジオを聴いた若者に「相撲をやりたい。二所ノ関部屋に入門したい」と思ってもらい、未来の力士誕生を促すというもの。この日のテーマは「攻防」の中で「相手を追い込んだとき」に関して。

二所ノ関親方は「(相手を土俵際に追い込むと)どうしても、勝ちたい、前へ出たいという気持ちが強くなって、必ず隙ができてしまう。すると、体と体との間に隙間ができる。それが弱点につながる。相手を追い込んだら、体を密着させて「真空状態」を作る。相手に余裕を与えないことを意識する」と話した。

体と体との間に隙間ができると、それが隙につながる。二所ノ関親方は「こぶしひとつの隙間ができただけで、逆転につながる。その遊びをなくすと、強い力士が勝つ。「真空状態」が大事」と重ねて強調した。そして「特に四つ相撲は、ふたりで会話しているようなもの。心と心で会話しながら、寄っていく感じ」と、勝負の奥深さを表現していた。

二所ノ関親方 横綱人生道

放送局:東海ラジオ

放送日時:毎週月曜 19時00分~19時15分

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