きょう（木）も、日本海側では広い範囲で雪が続いて、平地でも大雪になる所がある見込み。雪の降り方が強まって、短い時間で一気に積雪の増える所もあるため、大雪による交通障害などに警戒が必要だ。晴れる所も北風が冷たく、全国的に厳しい寒さとなる見込み。

日本海側は　短時間で積雪急増のおそれ

　日本海側では雪が続いていて、雪の降り方が強まっている所もある。新潟県の長岡では午前2時までの6時間で32センチの雪が降り、2月としては記録的な大雪となっている。

　日本海にある発達中の低気圧が、今夜にかけてゆっくり東北南部から北陸付近に進む見込み。上空には強い寒気が流れ込むため、日本海側は広い範囲で雪が続き、雪の強まる所もありそうだ。落雷や突風にも注意が必要だ。

　北陸や西日本の日本海側には発達した雪雲が流れ込んで、短い時間で積雪が増えるおそれがある。東北は太平洋側も含めて広く雪となり、太平洋側も雪の降り方が強まって大雪になる所がある見込み。

　西日本や東海の太平洋側にも雪雲の流れ込む所がありそうだ。積雪や路面の凍結に注意が必要となる。

　北陸や西日本の日本海側ではあす（金）の午前中にかけても広い範囲で雪が続いて、北陸ではあすも発達した雪雲のかかる所がある見込み。長引く大雪に警戒が必要となる。

西日本は真冬の寒さ　晴れる所も北風冷たく

　最高気温は全国的にきのう（水）より低く、西日本や東海で5℃前後の所が多い見込み。

　福岡は4℃、松江は3℃など、日本海側では日中も気温が上がらず、厳しい寒さになりそうだ。

　晴れ間の出る関東も10℃に届かず北風が強まる見込み。風を通しにくい服装で寒さ対策を心がけたい。

（気象予報士・及川藍）