広瀬すずが「津田梅子」華やかな衣装の裏話を披露。「おなかがすいているのか…」

テレビ朝日系で3月5日に放送されるスペシャルドラマ「津田梅子 ~お札になった留学生~」(午後9:00)のリモート記者会見が行われ、主演の広瀬すず、共演の池田エライザ、佐久間由衣、内田有紀が登壇した。

20年ぶりに新紙幣が2024年に発行され、新たに5000円札の顔として描かれるのが、日本初の女子留学生としてアメリカに渡り、後に女子教育の先駆者として女子英学塾(現在の津田塾大学)も創設する梅子(幼名・梅)。ドラマでは、女性も自分の意思で未来を選択し、自立していく力が必要と信じて生きた梅子の青春を、広瀬が令和の世であざやかに表現。脚本は、向田邦子賞を受賞した橋部敦子氏が手掛ける。

今作は大正時代を舞台とした作品ということで、広瀬らが着る衣装も見どころとなっており、広瀬は「結構ウエストがぴったりなもので、お昼に『おなかが空いたね』と話していたんですけど、おなかがすいているのかウエストが当たっているのかどっちか分からなくて。お昼後のワンシーンから『うっ』ってなるものがあったりしました(笑)」と裏話をしつつも、「フレアが大きい衣装が多かったので、寒い撮影の中でもたくさん着込めました(笑)」と華やかな衣装にまつわるエピソードを披露した。

また、梅の親友・山川捨松を演じた池田は「すごく狭い部屋に3人で座るシーンがあったのですが、幅が広い衣装なのでおしくらまんじゅうになったのが、いとおしい思い出になっています」とうれしそうに振り返った。

さらに、日本における女性教育のパイオニアとして情熱を注いだ梅子にちなみ、情熱を持って取り組みたいことを聞かれると、広瀬は「料理」と回答。「最初の緊急事態宣言の時は。毎日3食作っていたのですけど、現場に入るとやらなくなってしまって、本当につい2、3日前から本格的にまた料理をやろうと思っています」と明かした。

梅の親友・永井繁役を務めた佐久間は「ここ2、3年なんですけど乗馬が趣味で、天気が悪くて乗れない日も馬小屋を掃除しに行ったりするぐらい、馬が大好きなんです。乗馬のスキルを上達させたいのですが、私は運動神経が本当に悪くて、先生にも馬がかわいそうだと言われてしまいます。うまく乗れない時は悔しくて涙するぐらい、実は熱血派のスポーツなんです」、続けて梅の母・初役の内田は「クランクアップなどでお花をいただくじゃないですか、それを家に持って帰って生けたりするんですね。それがすごく上手に生けられるので、華道をやってみたいなと。花の声が聞こえるすてきな女性になりたい」と語った。

そして、最後に広瀬は「女性のパイオニアとして生きてこられた津田梅子さんの人生を、1人でも多くの方にご覧いただき、少しでも背中を押してもらえるような作品になっていたらうれしいです」とメッセージを寄せた。

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