制服姿で白球を持つ美少女… “選抜応援ガール”に抜擢された16歳は何者?

第94回選抜高校野球大会の応援イメージキャラクターに起用された女優の伊丹彩華さん【写真:川村虎大】

3月18日に開幕する選抜の応援イメージガールに抜擢された伊丹彩華さん

大きくつぶらな瞳が印象的だ。ブレザーの制服姿で白球を握って微笑みを浮かべるのは、女優の伊丹彩華(いたみ・あやか)さん。3月18日に開幕する第94回選抜高校野球大会の応援イメージガールに抜擢され「選手にも観客にもエールを届けたいです」と屈託のない笑顔で笑った。これからの活躍が期待される16歳とはどんな人物なのだろうか。

【写真あり】制服姿で笑顔で映る伊丹さん… センバツ応援ポスターの実際の写真

普段から試合中継を見るなど大の野球好き。東京出身だが、きっかけは意外にも広島だった。広島に住んでいる祖父母のもとを訪れたときに、マツダスタジアムでプロ野球を観戦し「赤一色でした」という強烈な印象とともに、野球にハマった。

好きなプレーは「走塁」だというマニアックな一面も。「選手と同じ気持ちを共有できるというか。『頑張ってくれ』ってなるんですよね」。クロスプレーや盗塁時の“ハラハラ”を感じるのがたまらないのだという。

小学6年生で「第15回国民的美少女コンテスト」の演技部門賞を受賞して芸能界入り。事務所の先輩でもある小芝風花さんや岡田結実さんらが過去に選抜の応援ガールに起用されており、自身も「先輩たちを見て、やりたいと思っていました」と憧れを持っていた。昨年12月にマネジャーから母に“吉報”は届いた。「『選ばれたらしいよ』って。嬉しすぎて、言葉を返せなかったです」。

第94回選抜高校野球大会の応援イメージキャラクターに起用された女優の伊丹彩華さん【写真:川村虎大】

同学年の花巻東・佐々木麟太郎らに刺激「体格も振る舞い方も全然違う…」

選抜大会が行われる甲子園球場へ足を踏み入れたことはないが、テレビではよく見ていた。印象に残るのは2020年夏、コロナ禍で行われた代替大会と、観客を制限して開催した翌春の選抜。「大会が中止になったり、少ない観客の中でも頑張っている選手たちを見てエールをもらいました」。応援ガールへの憧れが、さらに強くなった。

同学年の活躍にも注目している。今年は花巻東(岩手)の佐々木麟太郎内野手や、広陵(広島)の“ボンズ”こと真鍋慧内野手、大阪桐蔭の前田悠伍投手ら「スーパー1年生」が勢揃いする。「テレビで見ていても、体格も振る舞い方も私とは全然違って……。本当に同い年なのかって思っちゃいました」と刺激を受けた。

今後は、ポスターが全国各地に掲載されるとともに、様々な場面で球児を応援する。「2020年は高校野球からエールをもらったので、次は自分が選手、観客にエールを届けられるよう、応援に“全力投球”したいです」。熱闘が繰り広げられる高校球児の聖地を全力でサポートする。(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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