【新型コロナ】神奈川県のコロナ協力金 不正受給297件、約3.2億円 未返還「訴訟も視野」

黒岩祐治知事(資料写真)

 黒岩祐治知事は17日の神奈川県議会本会議で、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、飲食店向けに支給した協力金の不正受給がこれまでに297件、約3億2400万円に上ったと明らかにした。うち117件、約1億3800万円が未返還で、知事は「返還に応じない場合は訴訟も視野に毅然とした対応を取る」と述べた。

 また、新型コロナ特措法に基づき、県が命令した営業時間の短縮に応じなかった延べ170の飲食店に対して過料手続きを行い、うち68店で裁判所による過料の決定を確認したことも明らかにした。

 県政会の相原高広氏の代表質問に答えた。

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