1月に着任したラーム・エマニュエル駐日米国大使が17日、在日米海軍横須賀基地がある神奈川県横須賀市の上地克明市長を訪ね、協力体制の継続を確認した。在日米大使館によると、同大使が地方自治体の首長を訪問するのは横須賀が初めて。
同大使館によると、鉄道好きの大使の希望で電車移動が実現。京急線の特急電車で午前9時50分ごろ横須賀中央駅に到着し、駅前で出迎えた上地市長や在日米海軍司令官カール・ラティ少将らとともに市役所まで約500メートルの道のりを歩いて移動。途中で同市が展開している路上ライブ「街なかミュージック」のバンド演奏にも耳を傾けた。
会談で大使は、基地で働く日本人従業員に新型コロナウイルスワクチンのブースター接種を行っていることなどに触れ、「よき隣人として協力体制を築きたいとの思いを示した。横須賀市と米海軍基地の関係は全国の模範であり、真のパートナーシップを示すことができる」などと協力体制の継続を確認し、上地市長も「大使と一緒に街を歩くことができて光栄だった」などと述べた。大使はその後、同基地も視察した。