<レスリング>世界王者ジョーダン・バローズ(米国)らがエントリー…2.24~27UWWランキング大会(トルコ)

 

UWWの2022年第1回ランキング大会に出場する男子フリースタイル79kg級世界王者のジョーダン・バローズ(米国)=UWWサイトより

 世界レスリング連盟(UWW)の2022年ランキング大会第1戦は2月24日(木)~27日(日)にトルコ・イスタンブールで予定され、世界チャンピオンのジョーダン・バローズ(米国=男子フリースタイル79kg級)やアイスルー・チニベコワ(キルギス=女子62kg級)らがエントリー。今年の世界選手権(9月、セルビア)のシード権を求めた闘いがスタートする。

 男子フリースタイルは、65kg級に世界チャンピオンのザギール・シャヒエフ(ロシア)のほか、東京オリンピック3位のバジラン・プニア(インド)が出場。ロシアからは1月の「ヤリギン国際大会」(ロシア)優勝のシャミル・マメドフも出場予定で、欧州選手権のロシア代表を争う“身内の闘い”も展開されそう。65kg級で世界2位だったアミール・ヤズダニチャラティ(イラン)は70kg級に出場する。

 バローズ(前述)が出場する79kg級には、ヘティク・ツァボロフ(セルビア=Hetik CABOLOV)がエントリー。2020年まではロシア国籍で(当時の名前はKhetik TSABOLOV)、2014年世界選手権70kg級で優勝している選手。東京オリンピック出場は逃したが、パリを目指して闘いを続ける。

 男子グレコローマン60kg級世界王者のビクトル・シオバヌ(モルドバ)は63kg級に出場。87kg級には世界チャンピオンのズラビ・ダツナシビリ(セルビア)がエントリーした。

 女子では、キルギスから、チニベコワ(前述)のほか、68kg級世界チャンピオンのメーリム・ジュマナザロワ、76kg級で世界3位のアイペリ・メデトキジの強豪選手が出場。76kg級には世界2位のエップ・マエ(エストニア)も出場。

 59kg級世界チャンピオンのビリャナ・デュドバ(ブルガリア)は62kg級に名を連ね、東京オリンピック57kg級決勝で川井梨紗子に敗れたイリナ・クラチキナ(ベラルーシ)は同級でオリンピック後の復帰戦に挑む。53kg級でアジア・チャンピオンの実績を持つビネシュ・フォガット(インド)は55kg級にエントリーした。

 大会日程は下記の通り。


2月24日(木) 男子グレコローマン55・60・63・67・87・97・130kg級
   25日(金) 男子グレコローマン72・77・82kg級
         女子57・62・68・76kg級
   26日(土) 女子50・53・55・59・65・72kg級
         男子フリースタイル– 97・125kg級
   27日(日) 男子57・61・65・70・74・79・86kg級

※大会名称は、男子フリースタイルと女子が「ヤシャ・ドク国際大会」、男子グレコローマンが「ベービ・エムレ&ハミット・カプラン国際大会」

© 公益財団法人日本レスリング協会