美しき元スパイ&陸軍資金の鍵を握る少年 帝国陸軍1000人と壮絶バトル 「リボルバー・リリー」映画化決定

ハードボイルド作家の長浦京による同名小説を原作とした「リボルバー・リリー」の映画化が決まった。行定勲が監督を務め、2023年の劇場公開を予定している。

「リボルバー・リリー」は、大正末期の1924年、関東大震災後の東京で出会った、かつて”最も排除すべき日本人”と呼ばれた美しき元諜報員・小曽根百合と、消えた陸軍資金の鍵を握る少年・細見慎太を描くアクション大作。陸軍から追われる身となった2人による、復興で活気づく東京や関東近郊の逃避先を舞台にした、“たった2人VS.帝国陸軍1000人”の、壮絶な6日間のバトルが描かれる。

映画化の権利を取得したのは東映。「孤狼の血」シリーズや清水崇監督の「恐怖の村」シリーズ(「犬鳴村」「樹海村」「牛首村」)、「シン・仮面ライダー」のプロデューサー・紀伊宗之が担当し、監督には「GO」「窮鼠はチーズの夢を見る」などの行定勲を指名した。行定監督は、「アクション映画を俺に?面白い!やりたい!」とコメント。紀伊プロデューサーは、「東映っぽい女性ヒーローを誕生させますよ!」と意気込みを語っている。

公開されたティザービジュアルは、百合が肌身離さず所有している拳銃「S&W M1917リヴォルバー」と赤いユリの花が施されたデザインとなっている。

【コメント】

■行定勲
アクション映画を俺に?面白い!やりたい!
長浦京氏の原作小説を貪るように一気に読んだ。関東大震災直下の東京での市街戦。その中心に立つ女の凛とした姿と、その奥底に隠された哀しみに想いを馳せながら、女性が戦場に立ち、耽美な闘いを繰り広げる活劇にしたいと強く思いました。
しかし、どうやって撮るんだ?!の連続。不安だらけだが、それに打ち勝つスタッフは揃った。
新しい闘いが始まります!

■紀伊宗之 コメント
ここまで来るのに5年ぐらいかかりました。
どうすれば、自分が見たいなと思う作品になるんだろうか? そんな時に「あ、行定さんのアクション見てみたい」って事でここまで来ました。東映っぽい女性ヒーローを誕生させますよ!
強く美しくしなやかに。

【作品情報】
リボルバー・リリー
2023年公開予定
配給:東映

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