金正日総書記誕生80周年を祝う中央報告大会(2月15日)は昨年、膨大な工事が終わり、「社会主義山間文化都市のモデル」に変貌したとされる三池淵市で盛大に行われた。大会には金正恩総書記も参席した。三池淵市は金正日総書記の生誕の地である。
その3日前には平壌の和盛地区で1万世帯住宅の着工式があった。金正恩総書記がここで演説した。
朝鮮では地方の街並みが一新され、首都の姿も変貌を遂げている。
平壌では2025年(朝鮮労働党第8回大会で示された国家経済発展5カ年計画の期間)までに5万世帯の住宅を完成させる計画だ。そのために毎年1万世帯ずつ建設する。
昨年は松新・松花地区で着工式があった。1年間で首都の東側関門に位置する場所に高層アパートが立ち並ぶ新たな街が完成し、今年の太陽節(金日成主席の生誕日・4月15日)には市民が新居で生活を始めるという。
今年、錦繍山太陽宮殿の近くに位置する和盛地区で建設を始まるのは、先行した住宅建設が当初の計画通りに一年間で遂行された結果である。
朝鮮は、いつになく厳しい条件と環境の中で5万世帯の住宅を建設している。国内メディアもそれを認め、公言している。
敵対勢力の制裁と封鎖が続いており、コロナ禍の中で国境封鎖による輸出入中断の影響も受けざるを得ない。
しかし、自立経済と自力更生の国風を自負する朝鮮は困難を耐え忍ぶのではなく、むしろ経済復興と社会主義建設にさらに拍車をかけている。
現在、朝鮮労働党が展開する「建設戦線」は平壌の住宅建設場だけでなく、全国的範囲に広がっている。
18日には咸鏡南道咸州郡の連浦地区に国内最大級の野菜温室農場を建設する工事が始まった。金正恩総書記が現地で行われた着工式に参席して演説を行った。
朝鮮の自強力は「厳然たる実物」として立証されている。
2025年までの5年を朝鮮式社会主義建設において画期的発展をもたらす効果的な5年、時を超えて河山をもう一度大きく変貌させる大変革の5年にするという労働党の計画は着実に遂行されているということだ。
各地で大規模建築物が完成し、新たな街が広がるたびに、朝鮮の前進を阻もうとする敵対勢力が打撃を受けている。