長崎でワクチン誤接種 施設の90代女性に4回目

 長崎市は17日、市内の高齢者入所施設で、入所する90代女性に対し、主治医が誤って4回目の新型コロナウイルスワクチンを接種したと発表した。女性は9日前に3回目を打っており、施設側と主治医の連携不足が原因。現段階で体調不良などはないという。
 市によると、女性は7日に施設側が依頼した医療従事者から3回目接種を受けていた。16日に女性の主治医が施設で診療した際、4回目を打った。施設側が主治医に確認して発覚。診療時に施設職員は立ち会っておらず、主治医も施設側への確認が不足していた。
 市は15日にも、市内であった4回目の誤接種を公表したばかり。市は再度、接種記録の確認を徹底するよう医療機関などに再発防止を周知する。


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