韓国・ソウル ギリギリで生きる3人の女性を描く 韓国主要映画祭で女優部門受賞 「三姉妹」公開決定

第42回青龍映画祭をはじめとした韓国の主要映画賞の女優部門で多くの受賞を果たした映画「三姉妹」が、6月17日より劇場公開されることが決まった。

「三姉妹」は、韓国・ソウルに暮らす三姉妹を描いた作品。苦しみながらも新たな希望を見いだしていく三姉妹の姿を、ユーモアを交えながら映し出す。別れた夫の借金を返しながら、しがない花屋を営んでいる長女ヒスク、熱心に教会に通い聖歌隊の指揮者も務める、模範的な信徒である次女ミヨン、劇作家としてスランプに陥り自暴自棄となり、昼夜問わず酒浸りの日々を送る三女ミオク。性格、仕事、生活スタイル、すべてが異なる人生を送る彼女たちは、父親の誕生日を祝うため久しぶりに集まり、ふたをしていた幼少期の心の傷と向き合うことになる。

「オアシス」で第59回ヴェネツィア映画祭の新人賞(マルチェロ・マストロヤンニ賞)を受賞したムン・ソリが、脚本に感銘を受けて共同プロデュースを担当するとともに、完璧な人間として気丈に振る舞いながらも徐々に仮面がはがれていく次女ミヨンを演じている。長女ヒスクを演じるのはキム・ソニョン。悲哀に満ちながらもおかしみを感じさせる演技を見せる。三女ミオクには「ベテラン」で映画デビューを果たしたチャン・ヨンジュ。自暴自棄になり感情を爆発させる劇作家ミオクを、体当たりで演じている。監督はイ・スンウォンが務めている。

【作品情報】
三姉妹
2022年6月17日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
配給:ザジフィルムズ
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