メルセデスF1のラッセル、新ヘルメットカラーリングを公開。シューマッハーへの敬意を表して赤から黒へ変更

 ジョージ・ラッセルは2022年シーズンのヘルメットについて、これまでの赤いカラーリングではなく、メルセデスのドライバーだったミハエル・シューマッハーに敬意を表して、重厚な黒を選んだと述べている。

 F1の伝説であるシューマッハーは、2010年にF1に復帰する際、チャンピオンチームであるメルセデスと契約し、3シーズンを過ごした。7度の世界チャンピオンであるシューマッハーは、F1キャリアの大半で鮮やかな赤いヘルメットを使用していたので、そのヘルメットでメルセデスマシンに乗る姿は目立っていた。そしてラッセルはそのことを忘れていなかった。

2012年F1第20戦ブラジルGP ミハエル・シューマッハー(メルセデス)

「これまで使っていたものからは随分違う色になるよ」とラッセルは新ヘルメットのデザインを公開した映像のなかで語った。

「今シーズンは重厚な黒になる。理由は大胆な色を前面に出したかったからだ」

「以前は、ヘルメットには主に赤を使ってきたけれど、メルセデスで赤いヘルメットというと、ミハエル・シューマッハーの印象が強いと思ったんだ。だから僕はそのことに敬意を払って違う色を選んだ」

「黒を前面に出して、クラウドストライクの社名の入った赤いラインがサイドにある。また青でふちどってあるところもとても気に入っている」

「すごくクールだしアグレッシブに見えると思うよ」

 メルセデスは2022年型マシン『W13』を2月18日(金)に発表予定だ。W13については、メルセデスは以前のシルバーアローのカラーリングに戻すと見られている。

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