秋元康氏、ドラマ制作で全米進出 「共演NG」がウィル・スミス率いるスタジオとタッグでリメーク

作詞家で音楽プロデューサーの秋元康氏が、米俳優のウィル・スミスが率いる「ウェストブルックスタジオ」とタッグを組み、同氏がが手掛けたテレビ東京系ドラマ「共演NG」の英語版リメークを開発することが18日、分かった。

日本のアイドル界を席巻した秋元氏が、ドラマ作品での世界進出も果たす。ウェストブルックスタジオのテレンス・カーター氏は「秋元氏は世界に共感できるヒット作品を日本で作り上げた。一緒に世界の視聴者に届ける作品を作り上げることを楽しみにしている」と大きな期待を述べた。

「共演NG」は、20年前に別れ、長期に渡り共演NGになった芸能界のビッグカップルの人間関係を描いたコメディータッチのドラマで、秋元氏が企画・原作を担当。テレンス氏は「この作品はウェストブルックとして、アジアのテレビフォーマットの市場に進出する上でパーフェクトな作品だと思う。演技派俳優たちが描くコメディーと心温まるロマンスが感じられる」と手放しで絶賛した。。今回の制作には、秋元氏もエグゼクティブプロデューサーとして参加する予定で、主人公のキャスティングも考案中だという。

秋元氏は「『共演NG』というのは、おそらく、世界中のエンターテインメント界にある〝暗黙の了解〟でしょう。リメークするにあたり、どんな二人がどんな理由で共演することがNGになったのか?日本よりも出演契約に厳しいアメリカのエージェントは、どんな条件を提示するのか?そして、出演契約を結んでしまった共演NGの二人は、どう感情を抑えながら本番を乗り切ろうとするのか?新たなアイデアが次々に、思い浮かんできます」と意欲を口に。

さらに「大変なのは、そんな〝共演NG〟の2人に、腫れ物に触るかのように接しなければいけない周りの人間なんです。それは、まさに喜劇です。ウェストブルックスタジオと組んで制作するアメリカ版の『共演NG』は、さらにスケールアップすることでしょう。面白い企画は国境を超えて成功することを証明したいと思います。ご期待ください」とコメントした。

(よろず~ニュース編集部)

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