ニッサン/ニスモ、2022年もカスタマーレーシングプログラムを展開しGT300、S耐でサポート

 2月18日、日産自動車/ニスモは、2022年のモータースポーツ活動概要を発表した。このなかで、カスタマーレーシングプログラムについても発表され、ニッサンGT-RニスモGT3を使用するスーパーGT GT300参戦チーム、さらにスーパー耐久でニッサンGT-RニスモGT3、フェアレディZニスモRCを使用するチームについて発表した。

 国産メーカーのなかで最も早くGT3カーを投入し、世界中でカスタマーレーシングカープログラムを展開してきたニッサン/ニスモ。ニッサンGT-RニスモGT3、フェアレディZニスモRCなどを使って、多くのチームがレースを戦ってきた。

 2022年のスーパーGT GT300クラスには、6台のGT-Rが参戦することになった。GT3オフィシャルパートナーチームであるGAINERからはGAINER TANAX GT-R、TANAX GAINER GT-Rの2台がダンロップを履き参戦。KONDO RACINGからはリアライズ 日産メカニックチャレンジ GT-Rがヨコハマを履き参戦する。

 また、GT300クラスではNILZZ Racing、RUNUP、そしてすでに参戦が発表されたBUSOU Drago CORSEがGT-Rを使用する。

 一方スーパー耐久では、ST-XクラスでMP Racing、HELM MOTORSPORTS、GTNET MOTOR SPORTSからそれぞれ1台ずつのGT-Rが出場する。また、ST-3クラスではOKABEJIDOSHA motorsportと、2022年から参戦が発表されたFKS Team FukushimaがフェアレディZニスモRCを使用する。

 そして、長年スーパー耐久を舞台に展開され、2019年からはGT300で活動していた日産自動車と日産自動車大学校によるレース活動を通じた人財育成プログラム『NISSAN MECHANIC CHALLENGE』を2022年も実施する。

 今季は参加する日産自動車大学校の学生や販売会社のテクニカルスタッフの経験値をさらに深めるために、GT300に加え、新たにスーパー耐久シリーズを追加し、さらなる拡大に取り組んでいくとしている。

 また、グローバルではカスタマーレーシング・エンジンサプライプログラムも展開していく。世界各地で開催されているレースに参加するLMP3規定用のVK56エンジンのカスタマーサポートを行っていく。

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