【MLB】エ軍移籍の右腕は「115億円の契約に向け投げる」 米メディアはTJ手術から復活期待

メッツからエンゼルスに移籍したノア・シンダーガード【写真:AP】

メッツからエンゼルスに移籍したシンダーガードは今季が“勝負の1年”になる?

今シーズンからエンゼルスでプレーするノア・シンダーガード投手。過去3度の2桁勝利を誇る右腕は、右肘のトミー・ジョン手術からの完全復活を目指すことになる。米メディアは活躍次第では「9桁の大金を手にすることができる」と、早くも来オフの大型契約を予想している。

シンダーガードは2015年にメッツでメジャーデビューすると、2016年に14勝をマークし大ブレーク。2018年に13勝、2019年に10勝を記録するなど3度の2桁勝利をマーク。だが、2020年3月に受けた右肘のトミー・ジョン手術の影響で同年は全休となり、昨季も2試合の登板に終わっていた。

メッツからFAとなりエンゼルスと1年2100万ドル(約23億1000万円)で契約した右腕を、米メディア「トレード・ルーマーズ」は「今年が彼にとって、トミー・ジョン手術後、初のフルシーズンでのカムバックになる」と、今シーズンが重要な年になることを指摘。

150キロ後半の直球にチェンジアップ、スライダー、カーブなどを操り、ここまで通算47勝を誇る右腕に対し、「あと一歩で真のエースとしての地位を確立できる」と完全復活に期待を込め「非の打ちどころのないコマンドなどに対抗できる投手は非常に少ない。また、彼はゴロ率の高さもリーグ平均よりもずっと高い」と評価している。

今シーズンの“復活”次第では来オフに大型契約が待っている。記事では2020年は2勝(5敗)に終わりながら、昨季はブルージェイズで13勝を挙げサイ・ヤング賞を獲得したロビー・レイ投手が、5年総額1億1500万ドル(約126億5000万円)でマリナーズに移籍したことを例に挙げ、「タイミングよく1シーズンだけでも圧倒的なシーズンを送ることができれば、9桁の大金を手にすることができる。1億ドル(約115億円)の契約に向けて投げる、というのは誇張した表現ではないはずだ」と、今季のシンダーガードの復調にも注目していた。(Full-Count編集部)

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