三宅健、一番自分らしくいられるのは「ファンの人たちとコミュニケーションを取れる場所」

2月21日発売のAERA 2月28日号の表紙に、長くV6のメンバーとして活躍し、2月には舞台「陰陽師 生成り姫」に主演する三宅健が登場する。この号の巻頭特集は、「コロナが変えた老親と子の距離感」。会えないことで質量ともに変化した親子のコミュニケーションの実態と、逆に見えなくなった「終活」をリモートで支援するノウハウを取材している。

三宅健がAERAの表紙を飾るのは今回が初めて。安倍晴明役で主演する舞台「陰陽師 生成り姫」の開幕を2月22日に控え、蜷川実花のカメラの前に立った。よく時代劇を見ていた祖父の影響で、小さい頃から時代劇が好きだったという三宅。これまでに出演してきた「和もの」の舞台やドラマには、「因果応報」という共通のテーマがあった、と話す。そして因果応報について話すうち、話題は物へのこだわり、とりわけ「家具」へのこだわりへ――。そして「ファン想い」で知られる三宅がインタビューの最後に言及したのは、やはりファンの存在の大きさだった。一番自分らしくいられるのは「ファンの人たちとコミュニケーションを取れる場所」だと話す三宅。彼の想いがつまったインタビュー、ファンならずとも必読だ。

この号の巻頭特集は、「コロナが変えた老親と子の距離感」。新型コロナの影響で定着した「リアルで会わない」という人間関係は、他人同士だけではなく親と子の関係も変えました。親子、とりわけ、老親と大人になった子どもたちのコミュニケーションは、ITツールの影響で質量ともに増加して、それに喜んでいる人も、困っている人もいるようだ。特集では数多くの「老親と子」に取材。それぞれにとっての「いい形」を探り、「ちょっと面倒なくらいがちょうどいい」という結論に行き着いている。

「会わないとできない」と思われていた親の「終活」をリモートで支援するノウハウも取材。「遺品のエンディングノートにはほぼ何も書かれていなかった」「預貯金の通帳に記帳がなくて残高確認に手間取った上、住宅ローンが完済されていなかった」「義母は離婚歴を隠して義父と結婚していた上、年齢を八つサバ読んでいた」などなど、目を覆いたくなるエピソードが次々に語られた。こうした事態を招かないよう、リモートでもできる「終活」支援のノウハウを41のリストにまとめて掲載している。

月2回連載「向井康二が学ぶ 白熱カメラレッスン」は、前回に続き、平間至からポートレートのライティングを教わった。平間がストロボを使ってスタジオで撮るときの、ISO感度や絞り、シャッタースピードといったカメラの設定と、その根拠となる考え方を教えてもらった向井。自分なりの設定と比べながら、次々に質問を投げかける。大型ストロボを憧れのまなざしで見つめ、「スタジオでよくやってるやん。『飛びます!』って。あれ かっこいいよな」という向井に、平間がその使い方や独特の言葉遣いを丁寧に説明。前回のレッスンでつぶやいていた「にくり」が何かも判明し、「がっこ(学校)や!」「おれもう、スタジオ行ったらしゃべれるな!」とテンションが上がる。

さらに、平間が見せてくれたのは、向井も「わ、なんだこれ?!」「この照明、はじめてやな」と驚いた、逆光のライティングに「黒締め」をしたセッティング。「向井くんはダンスっぽいイメージがあるから、ちょっと全体の、身体のアウトラインっていうか、シルエットをきれいに撮りたいな」という平間の意図で組まれた照明のなか、動きの出る衣装をうまく使って、その場で踊ってみせてくれた向井の、ダイナミックな写真が生まれた。同じ光を使って、向井の持ちネタであり、2021年のインスタ流行語大賞流行語部門1位にも選ばれた一発ギャグ「もみあげ手裏剣」を2人で撮りあう場面も。ところが、よくよく見ると平間のポーズが……? 少し難しい内容も多い今回のレッスンとなっている。

King Gnu井口理がホストを務める人気の対談連載「なんでもソーダ割り」は、俳優の菅田将暉をゲストに迎えたアラサー男子トークの第2回目。二人の出会い、ともに出場した紅白歌合戦で感じたこと、そして紅白後の「朝までビール」――。「なんでもソーダ割り」でしか読めない、リアルなやりとりをお見逃しなく。

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AERA(アエラ)2022年2月28日号
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発売日:2022年2月21日(月曜日)
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