新感覚プラモデル登場 マンモスの骨格から毛皮に 冷やすと茶色に変色で氷河期イメージ

“組み立てながら学ぶ”をコンセプトにした新感覚プラモデル「Exploring Lab Nature マンモス」が26日、BANDAI SPIRITSから発売される。

「Exploring Lab Nature」は、組み立てながら生き物の身体の構造や特徴、生活環境などが理解できるプラモデルシリーズ。第一弾の「マンモス」は骨格の構造、冷やすことで毛皮パーツの色が変化することなどで氷河期時代に生きた生態環境を学ぶことができる。取扱説明書はマンモスのミニ図鑑になっている。

プラモデルは、まず「発掘フェーズ」としてマンモスの骨格から組み立てる。骨格パーツに日本のマンモス研究の第一人者でナウマンゾウ博物館館長でもある近藤洋一氏監修のもと、最新の学説を反映。ひとつひとつのパーツ形状に注目しながら組み立てることで、マンモスの骨格構造の学ぶことができる。四肢が可動できる骨格の組み立て後、毛皮パーツで覆うことでマンモスが完成する。

変色前のマンモス (c)BANDAI SPIRIT
毛皮が茶色に変わったマンモス (c)BANDAI SPIRIT
骨格を覆う毛皮パーツ (c)BANDAI SPIRIT

毛皮パーツには、摂氏約10度を下回ると白から茶色に変化する特殊な樹脂素材、温感PS 素材を採用。毛皮パーツで覆ったマンモスを冷蔵庫などで冷やすことで、マンモス本来の茶色に変色。氷河期時代に生きたイメージを持て、体の構造だけではなく、生存環境も含めてよりマンモスへの理解が深まる仕様になっている。

取扱説明書にはマンモスの特徴が分かるミニコラムを掲載し、組み立てた後は装丁を作り変えることで学研プラス監修のマンモスの秘密がわかるオールカラーミニ図鑑になる。

同品と学研プラス「学研の図鑑LIVE」とコラボレーションした「学研の図鑑LIVE 作って学ぼう!プラモデル図鑑 マンモス」は、書店流通で3月15日に発売予定。マンモスのプラモデルに、マンモスなど絶滅動物のひみつがわかるオールカラー全36ページのミニ図鑑と、組み立てた後でマンモスを飾ることができるジオラマ背景ボードが付属する。

BANDAI SPIRITS の「Exploring Lab Natureマンモス」は1650円、学研プラス「学研の図鑑LIVE 作って学ぼう!プラモデル図鑑 マンモス」は2200円で発売される。

なお、シリーズ第二弾「Exploring Lab Nature ホホジロザメ」は6月に発売予定。内部骨格やサメの口の開き方を再現した可動ギミック、ピンク色の歯茎の部分はゴム素材で再現。台座のスイッチを押し込むことで頭部骨格と連動した開口アクションを実現。また、サメの特徴でもある常に歯が生え変わり続ける予備の歯も口内に再現している。

「Exploring Lab Nature ホホジロザメ」完成モデル (c)BANDAI SPIRITS
ホホジロサメの分解図 (c)BANDAI SPIRITS

(よろず~ニュース編集部)

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