【動画】サインツとルクレールがシミュレーターと質問コーナーのマルチタスクを披露

 近年最大のレギュレーション変更が行われる2022年。シーズン開幕前にその変更点を整理しておきたいと考える人は多いだろう。そんな人のために、フェラーリのシャルル・ルクレールとカルロス・サインツが動画で新規則を解説した。それもシミュレーターでレースをしながら。

動画URL:https://youtu.be/arllm2XN7IQ

 2021年シーズンも大好評だったフェラーリのふたりのドライバーによる対決動画だが、今回は2022年開幕前ということで特別な企画が用意された。レッド×ブラックの新チームウェアに身を包んだふたりにはシミュレーターが与えられ、彼らはこれを使ってモンツァでレースをしながら、新規則に関する質問に答えていく。

 想像しただけでも疲れてしまいそうなこのマルチタスクだが、彼らはバトルを繰り広げながら流暢にレギュレーションの変更点を解説してみせる。例えばマシン重量の変更について問われたルクレールは、目線を画面に向けたまま正確な数字まで挙げてこう答えた。

「それはいろいろな理由でかなりドライビングを変えることになるだろうね。重量は752キログラムから795キログラムになる。面白くなるだろうし、マシンも完全に新しいものになる」

 とはいえ流石にふざける余裕まではないのか、彼らはいつもの対決動画に比べると大人しめ。しかし、その真剣さがかえって面白いのか、ふたりともチームメイトが質問に答えているときだけは若干ニヤけ気味だ。

 レースの方では、終盤、ルクレールが今季新たにカレンダーに加わったマイアミGPについて説明しているときに事件が起こった。

「僕はアメリカが大好きなんだ。アメリカはいつも特別で……おっとブレーキを早く踏みすぎた!」

 とうとう質問に気を取られたルクレールがインを開けると、この隙を突いて前に出たサインツがリードを守りきり、2022年最初の対決の勝者となった。

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