白加賀、豊後など25種220本 川崎・御幸公園で「観梅会」 明治天皇ゆかり、期間限定で梅林開放

ほころび始めた梅の花を見て楽しむ親子連れ=川崎市幸区の御幸公園

 川崎市幸区の御幸公園で19日、梅林を開放して梅の花を楽しめる「観梅会」が始まった。白加賀や豊後など25種約220本が植えられ、一部早咲きの品種がほころび始めている。親子連れなどが訪れ、白や赤など色鮮やかな花を楽しんだ。27日まで。

 明治天皇が観梅のために行幸(御幸)した名所「小向梅林」を復活させようと、2024年の市制100周年に向けて市が17年から、同公園で梅の植樹を進めている。梅林は通常、立ち入り禁止だが、期間限定で開放している。

 梅林内は、ほのかに甘い香りが漂い、顔を近づけて見て楽しむお年寄りや、写真撮影する親子連れなどの姿が見られた。

 開放時間は午前9時~午後5時。梅林内を巡るクイズラリーなども企画されている。

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