ワークマン「真空ハイブリッドコンテナ」が進化!ソロキャンプや車中泊に最適なクーラーボックス

ワークマン公認アンバサダーのコスケです。私が車中泊やアウトドアのときに愛用している製品の一つである、ワークマンの「真空ハイブリッドコンテナ」が進化し、2022年2月22日に新たに販売されることになりました。小さめのクーラーボックスなんですが、性能が高く、コンパクトでソロでの使用にぴったりの製品。今回は先代のモデルと比較して最新モデルが進化した点を確認しつつ、真空ハイブリッドコンテナの性能や使用感などをチェックしていこうと思います。

ワークマン「真空ハイブリッドコンテナ」はアウトドアで便利な高性能小型クーラーボックス

ワークマンの真空ハイブリッドコンテナは、少量の食品や飲み物の保冷に最適な小型のクーラーボックス。2021年に発売され、品切れが続出するほど大人気となった製品です。

筆者撮影 ワークマンの真空ハイブリッドコンテナ

真空ハイブリッドコンテナは、保冷性能が高いのが特徴の製品。さらに、コンパクトさや価格の安さなどから「手軽に購入して使えるアイテム」である点も魅力です。

サイズは高さ約285mm(ハンドル除く)、本体横幅約175mmの筒状の形になっています。重量は1.5kgほどと、軽量かつコンパクトな製品です。

容量は約約4.6Lと、500mlのペットボトルが4本入る程度。大人数でのアウトドアやキャンプには向いてませんが、ソロで使用するときやちょっとした物を入れるときにはとても便利ですよ。

【先代モデルとの比較】ワークマン「真空ハイブリッドコンテナ」2022年モデルの進化ポイント

2022年2月22日に販売される最新モデルの真空ハイブリッドコンテナは、基本的な性能はそのままに、細かい部分が進化しています。

まずは、先代と比べて変化した5つのポイントを見ていきましょう。

【1】デザインが変更され見ためがかっこ良くなった

1つめの変化はデザインです。

先代モデルは、見るからに金属の無骨なデザインでした。一方で2022年モデルは、全体が塗装されていて少しカジュアルになっています。

2021年モデルの真空ハイブリッドコンテナと2022モデルの真空ハイブリッドコンテナの見た目を比較

カラーも、ブラックの他にグレーとブラウンがあり、金属っぽい雰囲気は完全になくなりました。

【2】底にクッションが追加され滑りにくくなった

2つめの変化は、底の部分です。

先代の真空ハイブリッドコンテナは底がただの金属で、滑りやすく、置くときには衝撃を受けやすいのが気になる作りでした。

2022年モデルは底の部分にクッションが付いていて、滑りにくく、置き心地も良くなっています。

筆者撮影 ハイブリッドコンテナの底の部分を比較

底の中央部分にクッションが付いているだけなので、真空ハイブリッドコンテナを角から置くと、ガツンと衝撃を感じます。

しかし、まっすぐ置けば傷付く心配もなく、何より滑らないのでとても使いやすくなっています。

【3】取っ手がしっかりして勝手にロックが外れない

3つめの変化は取っ手です。

先代モデルの取っ手は、軽くスムーズに動きました。しかし、軽いがゆえに取っ手が勝手に倒れやすかったです。

真空ハイブリッドコンテナの取っ手は蓋をロックする機能も備えているので、取っ手が勝手に倒れると蓋が意図せず開いてしまうデメリットがありました。

2022年モデルの真空ハイブリッドコンテナは、片手では簡単に倒れないほどしっかりした取っ手になっています。

筆者撮影 真空ハイブリッドコンテナの取っ手の違い

ちなみに、ハンドル部分を右に倒すと蓋がロックし開かないように、左に倒すとロックが外れ開くようになります。

2022年モデルは勝手に取っ手が動くことがないので、意図せずに蓋のロックが外れてしまう心配がありません。

【4】蓋にパッキンが追加されて保冷力アップ

4つめは、蓋のパッキンです。

先代のモデルにはありませんでしたが、2022年モデルは蓋の裏側にパッキンが追加されています。空気が漏れにくく、より保冷・保温性能がアップしそうです。

真空ハイブリッドコンテナの蓋のパッキン

写真の左は先代モデルの蓋ですが、右の2022年モデルの蓋と比べると、本体に接する隙間部分にパッキンの有無があるのが分かると思います。

もちろん大きな性能向上ではありませんが、わずかでも保冷・保温性能が上がるのは助かりますよね。

また、パッキンがあることで、蓋を閉めたときの手に伝わる感触も良くなりました。地味ですがありがたい機能です。

【5】価格はちょっとアップ

最後の変化は価格です。

先代モデルと比べて大幅に改良された2022年モデルの真空ハイブリッドコンテナですが、さすがに価格据え置きとはいかなかったようです。

先代モデルの1,900円(税込)から、2,500円(税込)に値上がりしました。

しかし、多数改良され使いやすくなっていることや、最近の原材料の価格高騰を考えると、このくらいの価格アップで済んで良かったという気もします。

ワークマン「真空ハイブリッドコンテナ」を徹底レビュー

私は真空ハイブリッドコンテナを先代モデルから愛用していて、気に入ってる部分が沢山あります。

ここからは、新しくなった真空ハイブリッドコンテナも実際に使ってみて分かった、良いところや使い勝手などしっかりレビューしていきます!

保冷力がとにかく高い!冷蔵品も冷凍品も持ち運べる

真空ハイブリッドコンテナの一番の魅力は、なんといっても高い保冷性能です。

中に入れた氷は全然溶けず、長時間冷たい状態を維持してくれます。1泊のキャンプや車中泊では、十分すぎるほど食材を冷やしてくれるので本当に助かっています。

22〜24度くらいの室内で、凍らせたペットボトルと保冷剤を入れて、どのくらいペットボトルの氷が長持ちするかテストしてみました。すると、完全にペットボトルの氷が溶けきるまでなんと60時間もかかりました。

凍ったペットボトルを入れて60時間経過後

約2日半経ってようやく溶けきったくらいだったので、しっかり保冷剤をいれておけば1~2日は食材や飲み物を冷やしておくことができます。

テストは先代モデルで行ったため、蓋の裏側にパッキンが追加された2022年モデルでは、もう少し時間が長くなる可能性もあるかもしれません。

この保冷力の高さが、真空ハイブリッドコンテナ最大の魅力です。

ソロキャンプや車中泊で少量の食材や飲み物をいれるのに使いやすいサイズ

真空ハイブリッドコンテナは、大きすぎず使いやすいサイズなのも魅力です。

クーラーボックスは大きくなりがちで、ちょっとしたソロキャンプや車中泊ではかさばってしまいますよね。

「食材を少しだけ持っていきたい」「飲み物だけ冷やしたい」、そんなときに真空ハイブリッドコンテナのサイズ感はとても便利です。

車に積んだ真空ハイブリッドコンテナ

車中泊のときもスペースを使わず、冷凍品も1泊程度なら持って行けるので、車載冷蔵庫を使わずに済むシーンが増えました。

ちょっとしたものを持っていきたいときや、荷物を少なくしたいときに役立ってくれるクーラーボックスです。

高性能なクーラーボックスなのに価格が安く買いやすい

これだけ高性能だとお値段が気になるところですが、そこはさすがワークマン。2,500円(税込)という気軽に買える価格で販売されています。

ホームセンターなどにある小型のクーラーボックスと変わらない価格で、性能は抜群。

去年はすぐ売り切れてしまった人気製品なので、気になっている方は早めにチェックした方がいいかもしれません。

ワークマン「真空ハイブリッドコンテナ」がおすすめなのはこんな人

小型・安価・高性能と、ワークマンの真空ハイブリッドコンテナは非常に使い勝手が良いアイテムです。特にどんな人におすすめできるのか解説していきます。

コンパクトな荷物でソロキャンプに行く人

最小限の荷物でソロキャンプに行くという人には、非常におすすめしたい製品です。

沢山の冷蔵・冷凍品を持っていくようなしっかりしたキャンプだと、真空ハイブリッドコンテナでは容量が少なく使いにくいと思います。しかし、最小限の荷物でソロキャンプに行くという場合には、ちょうどいいサイズ感で活躍してくれる製品です。

筆者撮影 アウトドアで真空ハイブリッドコンテナを使用

「1〜2人前の肉を入れるだけ」「ビール2、3本を入れたいだけ」などといったときに、大きなクーラーボックスではかさばってしまいますよね。

また、コンパクトになるソフトクーラーボックスでは、保冷・保温力が少し物足りないケースもあるはずです。

しかし、真空ハイブリッドコンテナであれば荷物をコンパクトにまとめるとともに、食品や飲み物を長時間冷やし続けることが可能です。

車中泊に行く人やドライブが好きな人

車中泊やドライブによく行く人にもおすすめしたい製品です。

車中泊やドライブのように車を使うシーンでは、大きなクーラーボックスや車載冷蔵庫など、食品や飲み物を冷やすための選択肢がいくつかあります。

しかし、車のサイズよっては収納スペースに余裕がないこともありますよね。何より冷蔵庫や大きなクーラーボックスを載せるのは面倒です。

そんな場合、コンパクトな真空ハイブリッドコンテナであれば、気軽に持ち運べるうえに省スペースにもつながるので便利

筆者撮影 車のシートに置いた真空ハイブリッドコンテナ

車中泊だと、買い物は出先でするので「短時間冷やしておければいい」「最小限の冷蔵・冷凍品があれば良い」という場合も多いですよね。そんなときは、真空ハイブリッドコンテナぐらいのサイズががちょうど良いと思います。

ドライブの際に「飲み物を買ったけど後で飲む」というときにも活躍しますし、ちょっとしたお土産として冷蔵・冷凍品を買うときにも役立ちます。

安価で高性能な小さい氷用のクーラーボックスが欲しい人

真空ハイブリッドコンテナは保冷力が高いので、氷を入れておくためのアイテムとしても使えます。そのため、大きなクーラーボックスは持っているけど、それとは別に氷や保冷剤をいれるためのコンパクトで高性能なクーラーボックスが欲しいという人にもおすすめです。

筆者撮影 保冷剤をいれた真空ハイブリッドコンテナ

大人数のキャンプやバーベキューで食材を大量にクーラーボックスへ入れる場合、氷や保冷剤を入れておくスペースがないこともありますよね。

真空ハイブリッドコンテナは、その高い保冷力を活かし、氷入れや保冷剤入れとしても役立ちます。

ワークマン「真空ハイブリッドコンテナ」をおすすめできない人

使い勝手の良い真空ハイブリッドコンテナですが、おすすめできない場合もあります。どんな人にはおすすめしづらいのか、詳しく見ていきましょう。

大人数でアウトドアを楽しむときのメインクーラーボックスが欲しい人

真空ハイブリッドコンテナの容量は大きくないため、大人数でキャンプやバーベキューを楽しむ場合には向いていないです。

前でも紹介したとおり、500mlのペットボトルだと4本しか入りません。

筆者撮影 500mlペットボトル4本入れた真空ハイブリッドコンテナ

「1人でアウトドアに行くことはない」という人のメインクーラーボックスとしては向いてないと思います。

家族での買い物で冷凍・冷蔵品を入れたい人

クーラーボックスはアウトドアだけじゃなく、買い物で冷蔵品や冷凍品を買うときにも使えますよね。

しかし、真空ハイブリッドコンテナは容量が小さいので「家族で食べるものを週末に買いに行く」といったシーンでは、容量不足になる可能性が高いです。

アイスを何個か入れるだけでいっぱいになってしまいますし、縦長の形状もあって、たくさんの物を詰め込むことはできません。

家族での買い物に使うのであれば、大型のクーラーボックスか車載冷蔵庫を準備したほうが良いと思います。

長期間食べ物や飲み物を冷やし続けたい人

真空ハイブリッドコンテナに限らず、クーラーボックスは何日も冷凍・冷蔵品を冷やし続けるのには向きません。

真空ハイブリッドコンテナは高い性能を持っているので、1~2日程度なら冷凍品も保存できます。しかし、当然、時間の経過とともに徐々に溶けてしまいます。

保冷剤を沢山入れて長く持たせようと思っても、真空ハイブリッドコンテナは小さめサイズなので、入れられる保冷剤の量も限られます。

連泊での車中泊やキャンプなどで、食品や飲み物を長期間冷凍・冷蔵したいのであれば、車や発電機で動く冷凍庫や冷蔵庫を準備した方が良いと思います。

真空ハイブリッドコンテナはコスパも高く高性能!ソロキャンプや車中泊で大活躍

私のお気に入り、ワークマンの真空ハイブリッドコンテナを紹介してみました。

私は車中泊のときにいつも真空ハイブリッドコンテナを使っています。

買い物には向いていないと解説しましたが、「1~2人分のアイスを買いたい」といったように、少量の買い物であれば十分に活躍してくれる製品です。

また、車に積みっぱなしでもそんなに気にならないサイズ感も気に入ってます。

価格も安く、家や車にあっても邪魔にならないサイズなので、一つ持っておくと便利ではないでしょうか。

ワークマンオンラインストアでは2月22日の12時に発売予定ですが、店舗によってはすでに発売済みのようです。

去年は人気ですぐに品切れになってしまったので、気になっている方は早めのチェックをおすすめします。

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