「自分で決めた道に正解も不正解もない」卓球強豪校でプレーした中澤紬の引き際の選び方

卓球部に所属して毎日のように練習する学生生活には、いつか終わりが来る。卒業後にプロ選手や実業団選手として一線でプレーし続けられるのは、ほんの一握りの選手たちだけだ。

学生卓球界でトップを走ってきた選手たちは、どうやって自身の引き際を決めるのだろうか。そして、社会人として卓球生活の経験をどのように活かしているのだろうか。

今回は、青森山田中学、希望が丘高校、中央大学と強豪校でプレーし、今は一般企業で働く中澤紬さんをインタビューした。

【中澤紬(なかざわつむぎ)】青森山田中、希望が丘高校から中央大学と卓球強豪校でプレー。現役時代は関東学生卓球リーグ1部通算シングルス10勝4敗。関東学生選手権でも2018年、2019年とシングルスでランク入り。今は一般企業で広報や採用を担当。

青森山田中→希望が丘高→中央大の強豪校生活

写真:中澤紬さん/撮影:槌谷昭人

写真:希望が丘高時代の中澤紬さん/提供:本人

問題児だったそうです

写真:朝田茉依さんと同級生の中澤紬さん 希望が丘高時代にはダブルスも組んだ/提供:本人

写真:中央大学の中澤紬(写真左)と青木千佳(写真右)/撮影:ラリーズ編集部

「4年間で卓球は終わろう」

写真:中澤紬さん/撮影:槌谷昭人

写真:2020年の全日本選手権での中澤紬さんと矢島淑雄監督/撮影:ラリーズ編集部

自分で決めた道に正解も不正解もない

写真:中澤紬さん/撮影:槌谷昭人

写真:中澤紬さん/撮影:槌谷昭人

卓球との関わり方は、第一線で戦い続けることだけではない。いつでもプレーできるのが生涯スポーツである卓球の良さでもある。中澤さんは、学生時代の卓球漬けの日々の経験を活かし、今では日々の生活の一部に卓球を溶け込ませ、また別の道で活躍していくことだろう。

取材・文:山下大志(ラリーズ編集部)

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