沖縄コロナ新たに527人 前週比減でも感染高止まり(2月21日朝)

 沖縄県は20日、新たに10歳未満から90代の527人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。4日ぶりに前週の同じ曜日を下回ったが、依然として高止まりしている。
【ひと目で分かる】沖縄のコロナ感染状況
 年代別の新規感染者は10歳未満が最多の95人。次いで40代88人、10代77人、30代63人、20代53人、50代50人の順で多かった。県は10歳未満や10代の多さ、高齢者施設のクラスターが高止まりの要因と指摘する一方、「20代、30代で会食を契機に感染が広がると増加に転じるが、その兆候は見られない」と分析した。

 療養中患者は5194人で、そのうち3807人は自宅療養中。

 入院患者は290人で、県基準の重症者は3人、中等症は164人だった。高齢者・障がい者施設内で療養中の患者は、47施設に計133人いる。

 直近1週間の10万人当たり新規陽性者は285.70人(20日時点)、国基準の病床使用率は45.1%、重症者用病床使用率は24.1%だった。

 米軍関係の新規感染者は34人だった。内訳は嘉手納基地5人、キャンプ・キンザー3人、トリイ通信施設3人、普天間基地2人、ハンセン2人、フォスター2人、不明・確認中17人。

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