ヒット曲「星のフラメンコ」や時代劇の「遠山の金さん」役で親しまれた歌手で俳優の西郷輝彦（さいごう・てるひこ、本名今川盛揮＝いまがわ・せいき）さんが20日午前9時41分、東京都の病院で死去した。75歳。鹿児島市出身。葬儀は近親者で行う。
高校中退後の1964年、17歳の時に「君だけを」でデビュー。「十七才のこの胸に」「星娘」など青春歌謡が相次いでヒットした。橋幸夫（はし・ゆきお）さんや舟木一夫（ふなき・かずお）さんと共に「ご三家」と呼ばれ、ＮＨＫ紅白歌合戦に10年連続で出場した。
73～77年に主演したドラマ「どてらい男（ヤツ）」がヒットして俳優に転向。「江戸を斬る」の遠山金四郎役や、ＮＨＫ大河ドラマ「独眼竜政宗」などの時代劇で活躍した。
