【トレンドナビ】展示場協議会の来場者アンケート=平均建築予算は6%増に、世帯年収と建築予算の上昇続く

世帯年収と建築予算の上昇が続き、過去最高値を更新――。

住宅展示場協議会は、住宅展示場来場者を対象としたアンケート調査結果をまとめ、「2021調査報告書」として公表した。

展示場来場者の世帯主年齢は、34歳以下の若年層の割合が減少し、35歳以上の中年層、熟年層の割合が増加した。平均世帯年収は783万円(前年比3・3%増)となり、2017年以降4年連続で増加した。平均建築予算は2665万円となり、20年比6%の大幅増加となった。特に、50歳以上の熟年層の増加が目立つ。

同調査は、総合展示場来場者の住宅計画や利用実態などを分析・把握することを目的に、2009年から毎年実施している。調査対象者は、全国32ヵ所の総合展示場の来場者。2100票のアンケートを依頼し、777票を回収した。

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