水川あさみが「ミステリと言う勿れ」で整を導く重要なキャラクターで登場

水川あさみが、フジテレビ系連続ドラマ「ミステリと言う勿れ」(月曜午後9:00)に、新たにセミレギュラーキャストとして出演することが分かった。主人公の久能整(菅田将暉)が幼少の頃にかわいがってもらっていた女性・美吉喜和を演じる。

ドラマは、「月刊フラワーズ」(小学館)で2016年に連載をスタートし、これまで既巻8巻を刊行している累計発行部数1300万部を突破した田村由美氏の同名漫画が原作。会話劇とミステリーを癒合した意欲作で、天然パーマがトレードマークのカレーをこよなく愛する大学生・整が、淡々と自身の見解を述べるだけで、事件の謎も人の心も解きほぐしていくさまを描く。さらに、伊藤沙莉、尾上松也、門脇麦、鈴木浩介、筒井道隆、永山瑛太ら豪華共演者が脇を固めている。

水川が演じる喜和は、整が通う東英大学の准教授・天達春生(鈴木)のパートナーだった女性。整とは、まだ彼が幼い頃に出会っており、さまざまな問題や悩みを抱えていた少年・整を温かく見守り、彼のその後の人生を左右するようなアドバイスを与えたり、道しるべを示したりと、大きな影響を与える存在だった。しかし、整と出会った数年後に悲しい事件に巻き込まれ、殺害されてしまう。成長した整は、喜和の強い影響もあり、天達が准教授を務める大学に通うことに決めたのだ。

喜和は回想シーンでの登場のみとなるが、整を母親のように温かく包み込む演技で、強い印象を残す。幼少期の整を演じる子役・柊木陽太との共演シーンにも注目だ。

水川は「亡くなってしまっているという設定ですので、回想シーンにしか出演しないのですが、整の中にある、忘れられないいい思い出の一部になれたらいいなと思います。喜和は直接、今起きているストーリーに絡むことはないのですが、人を通して、思い出として作品に関わっていくのは面白いです」と語る。

そして、柊木との共演には「めちゃくちゃかわいくて、陽太くんは京都(出身)ということで、私と同じ関西出身なのでいろいろ話をしていました。最初はすごく緊張していたみたいなんですけど、どんどん話すようになって打ち解けてくれたので、そんな雰囲気が2人のお芝居に出ていればいいなと思っています」と期待する。

また、喜和のパートナー・天達役の鈴木とは久々の共演ということで、「浩介さんは面白い雰囲気を作り出す役を演じられることが多いけど、今回は天達も喜和同様、優しくてしっとりとした役。整と天達のシーンを撮影で見られなかったので、オンエアを楽しみにしています」と期待を寄せた。

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