きょう22日（火）も強い寒気の影響で北陸から北の日本海側を中心に雪が続く。北日本では風の強い状態も続き、ふぶきとなる所もありそうだ。大雪やふぶきによる交通障害、高波などに警戒が必要となる。

　一方、太平洋側は広く晴れるが、気温は低く、真冬の寒さが続く見通し。

北陸中心に強まる雪

　きょうも日本付近は冬型の気圧配置で、上空には強い寒気が流れ込んでいる。

　午前5時現在、日本海側を中心に広く雪雲がかかっており、北海道では一晩で40センチくらい雪の降った所もある。

　このあとも同じような所で雪が続く見込み。

　特に北陸周辺には、風と風がぶつかって発達する雪雲が流れ込むため、雪の量が多くなりそうだ。短い時間で積雪が増えるおそれがあるため、交通障害などに引き続き、警戒が必要となる。

　また、北日本や北陸を中心に風が強く、高波にも注意、警戒が必要だ。

　山陰など西日本の日本海側でも所々で雪が降る不安定な天気で、名古屋周辺でも雪が舞う時間があるかもしれない。

太平洋側は空気乾燥

　一方、太平洋側は広く晴れて、空気の乾燥した状態が続く。

　東京ではきのう、湿度が21％まで下がったが、きょうも同じくらいまで下がる見通し。

　火災が起きやすくなっているため、火の取り扱いなどに注意が必要だ。

続く真冬の寒さ

　強い寒気の影響で気温はあまり上がらず、きょうも各地で厳しい寒さとなる。

　最高気温は全国的にきのうと同じくらいで、10℃以下の所が多くなりそうだ。

（気象予報士・多胡安那）