十朋亭維新館で3月31日まで「なぞとき」館内ラリー  企画展「萬代家のおもてなし」も28日まで

▲オリジナルシールは山口市在住のイラストレーターtaecoさんがデザイン

 井上馨や大村益次郎など、山口市にゆかりの深い幕末の偉人を探しながら、十朋亭維新館(山口市下竪小路)内を巡るスタンプラリー「山口の幕末の偉人5人をさがせ!~早春なぞとき維新館めぐり」が3月31日(木)まで開催されている。    

 本館入口などに設置されている「なぞときラリー用紙」と鉛筆を持ってスタート。用紙に書かれた問題を解きながら、同館内(本館、十朋亭、杉私塾、萬代家主屋)5カ所に隠されているミニパネルを探す。パネルには偉人のイラストとともに文字が記されており、その文字を用紙の解答欄に記入して本館カウンターに提出すると、幕末の偉人がデザインされた十朋亭オリジナルのシールがもらえる。参加は無料で、入館料も不要。     

企画展「萬代家のおもてなし」

 さらに、同館本館展示室では、3月28日(月)まで、企画展「萬代家のおもてなし」も開催中。幕末期に長州藩や志士を経済的に支えた豪商・萬代家旧蔵の書画・陶磁器・漆器などの中から、「うたげ」にちなむ品々が展示されている。井上馨が還暦祝いに落語家・初代三遊亭円朝を伴って帰郷した際、萬代利兵衛輔徳によって宴会が開かれた時の「寄書」など26点が並ぶ。観覧料は高校生以上200円、小中学生100円。    

 また、3月20日(日)午後1時半から30分程度、同館学芸員の立石智章さんによるギャラリートークが開かれる。事前申し込み不要で参加は無料(要観覧料)。    

 開館時間は午前9時から午後5時までで、火曜(祝日の場合は翌平日)休館。どちらも問い合わせは主催の同館(TEL083-902-1688)へ。

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