「津田梅子」広瀬すずの教壇でのシーン、伊藤博文役・田中圭の正装姿が解禁

テレビ朝日系で3月5日に放送されるスペシャルドラマ「津田梅子 ~お札になった留学生~」(午後9:00)の場面写真が解禁となった。

20年ぶりに新紙幣が2024年に発行され、新たに5000円札の顔として描かれるのが、日本初の女子留学生としてアメリカに渡り、後に女子教育の先駆者として女子英学塾(現在の津田塾大学)も創設する梅子(幼名・梅)。ドラマでは、女性も自分の意思で未来を選択し、自立していく力が必要と信じて生きた梅子の青春を、広瀬すずが令和の世であざやかに表現。脚本は、向田邦子賞を受賞した橋部敦子氏が手掛ける。

今回公開されたのは、梅が華族女学校の教壇に立つ姿や、田中圭が演じる初代内閣総理大臣・伊藤博文の正装姿など。

授業をするシーンは、女子教育に情熱を注いだ梅子を象徴するような重要な場面の一つだ。広瀬自身も思い入れの高いシーンとして挙げており、「厳しさと情熱が入り混ざった梅を、どう表現したらいいかとても悩み、とにかく声を張って演じました。これまでは授業を受ける側を演じることが多かったので、教師として教壇に立っているのも新鮮でした」と撮影を振り返っている。

また、田中の正装姿は、明治22年、日本初の憲法である大日本帝国憲法の発布式典当日のワンシーン。伊藤博文は岩倉使節団の一員として、梅子が渡米した時に同行しており、船酔いに苦しむ彼女たちにミソ漬けを差し入れしたと言われているほか、帰国後、理想の仕事に就くことができず苦しんでいた梅子を、妻子の家庭教師として雇い入れるなど、折に触れて支え続けるなど、長きにわたり交流を続けていた存在だ。

ほか、梅の留学仲間で“鹿鳴館の華”と謳われた山川捨松(池田エライザ)や、桃夭女塾(現在の実践女子大学)を開いた教育者・下田歌子(平岩紙)らが一堂に会した場面写真も公開されている。

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