「長かった」手話で喜び 強制不妊訴訟、原告ら会見

旧優生保護法下の強制不妊手術を巡る訴訟で、全国初の賠償を命じた大阪高裁判決を受け、原告で聴覚障害がある大阪府の70~80代夫婦が22日午後、記者会見した。80代の男性は手話で「私たちの訴訟のような判決が続くよう、一緒に闘っていきたい。被害を受けた人みんなの悔しさ、無念が晴れるように」。70代の妻は「私たちは耳が聞こえない夫婦だったが、子どもを産み、育てたかった。手術された怒りは今も消えない。どんな人でも、同じように子どもが産めるような社会になってほしい」と求めた。

© 一般社団法人共同通信社