カネミ倉庫（北九州市）製食用油に有害化学物質が混入し、長崎県など西日本一帯で健康被害が拡大。1968年発覚。主因のダイオキシン類は母親の胎盤や母乳から子に移行する可能性があり、汚染油を直接食べた患者から生まれた子（2世）や孫（3世）も体の不調を訴える。認定患者は同社の医療費補償があるが、次世代の認定は約50人にとどまる。被害の全体像は不明。次世代に特化した公的調査は今回が初めて。本県など30都府県に暮らす52歳以下の男性168人、女性220人が協力している。
カネミ油症と次世代被害とは
- Published
- 2022/02/24 10:30 (JST)
