松本人志「ここにも漏れたコンビが腐るほど…」売れない芸人たちの"現実"に反響

2月23日放送の「水曜日のダウンタウン」(TBS系)では、「芸人なら誰しも自分なりの浅草キッドある説」と題した企画の検証を実施。エルシャラカーニ・セイワ太一さんと山本しろうさんの「浅草キッド」が感動的と話題を集めました。

(画像:時事)

■エルシャラカーニの希望は錦鯉?

お笑いコンビ・エルシャラカーニは、「THE MANZAI」で2年連続でファイナルに進出した実力派コンビ。

現在の仕事の状況を尋ねると、セイワさん「昔はもう月20本ぐらい出てたんですけど、今は10本…あるかないかぐらいですかね。で、テレビももちろんないんで」とコメント。

エルシャラカーニの芸人としての収入は、山本さんは1〜2万、セイワさんは3~5万円。

また、結婚をしているセイワさんは、ネタ見せ講師の仕事でわずかな収入を得ているとのこと。

一方で、山本さんは銭湯とカレー屋のバイトをして生活費を稼いでいる事を明かします。

そんな山本さんは、若手時代にマルチ商法に手を出し、1200万円の多額の借金を抱えてしまい、親が山を売ったお金で借金を返済したとのこと。

そんなエルシャラカーニの2人の希望になったのが、2021年の「M-1グランプリ」で、史上最年長王者になった錦鯉の長谷川雅紀さんと渡辺隆さんの存在。

錦鯉の漫才を見ながら、セイワさんは「この数年で2人ともめっちゃ上手くなってるんですよね。この年齢なのに」と話し、笑顔を見せました。

■エルシャラカーニが芸人を諦めない理由とは?

芸人を諦めない理由を尋ねられると、山本さんは「お世話になった人に恩返しするために売れなきゃっていう…。相方にも恩返しみたいのはありますしね。『THE MANZAI』で2年連続決勝いかせてもらったのも完全に相方のおかげなんで、そっからいけなかったのは自分のせいっていうのはあるんで」とコメント。

一方で、セイワさんは「まだ自分らの漫才の面白さを証明しきってないと僕は思ってます。なんで、まだ辞めれないというのはどっかにありますね」と芸人を続ける理由を明かします。

そんなエルシャラカーニの2人は舞台に上がり、ビートたけしさんの名曲「浅草キッド」を感動的に歌い上げました。

■松本「ここにも漏れたコンビが腐るほど…」売れない芸人たちの”現実”に反響

エルシャラカーニに続き、2丁拳銃、ブラックパイナーSOSが登場したVTR終了後、ダウンタウン・浜田雅功さんは「賞狙いたいのか知らんけど」と指摘すると、相方の松本人志さんも「賞狙いてぇんだよバカヤロー」と応えます。

また、松本さんは「でもね、ここの3組に選ばれたっていうことがもうすごい幸運なわけですから…。ここにも漏れたコンビが腐るほどいるっていう、まあこの現実も知ってほしいですよね」とコメント。

今回の放送にはネット上で「『ここにも漏れたコンビが腐るほどいるっていう、この現実』松っちゃんのこのコメントに尽きるのかな」「まっちゃんのここに呼ばれたのは幸運声のかからない芸人が山ほどいるのを知ってほしいっての、なんかグッときたわ」「最後のまっちゃんの言葉は重い…」などのコメントが上がっています。

今回の企画を総括した松本さんの「ここにも漏れたコンビが腐るほどいるっていうまあこの現実も知ってほしい」というコメントが印象的でしたね。

【番組情報】
水曜日のダウンタウン
https://tver.jp/corner/f0098897

(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)

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