スターとして輝く一方で抱える苦悩 父との確執や愛に飢えた一面 「オードリー・ヘプバーン」予告

5月6日より劇場公開される、オードリー・ヘプバーンのドキュメンタリー映画「オードリー・ヘプバーン」の、予告編が公開された。

公開された予告編では、ハリウッド黄金期の伝説的スターとして華々しく輝くオードリーの姿が映しだされる一方で、父との確執や、愛に飢え苦悩を抱えていたオードリーの秘密が描かれている。「彼女の最大の秘密は愛に飢えていたこと」「父親が突然去ってしまい、愛してもらえなかった」と、スターとしての輝かしい映像とは対照的な、悲痛な言葉。そして晩年に、ユニセフ国際親善大使としての活動へと身を投じる姿も捉えられている。

予告編のナレーションを務めるのは、これまで「ローマの休日」「麗しのサブリナ」「ティファニーで朝食を」など、多くの作品でオードリー・ヘプバーンの日本語吹き替えを担当してきた池田昌子。池田は、「『許されざる者』の吹替スタジオでオードリー・ヘプバーンを大画面で観た時、暫く観とれて台詞が出ませんでした。『ローマの休日』『麗しのサブリナ』『戦争と平和』などなど、いつもドキドキしていました。ユニセフ親善大使になった時のニュース映像のヘプバーンは戦争で破壊されたエチオピアの大地を化粧もせずジーパンで走り回っていました。孤児院で笑みを浮かべて小さい子供を抱きしめるヘプバーン、映画とは全く違う姿に本当のヘプバーンを見た気がしました。『オードリー・ヘプバーン』を是非ご覧ください」と、コメントを寄せている。

「オードリー・ヘプバーン」は、輝かしい映画女優として活躍する一方で、幾度の離婚を繰り返しながらも、育児のために女優業を休業するなど子供たちへ深い愛情を注いだオードリーを追ったドキュメンタリー映画。貴重なアーカイブ映像、リチャード・ドレイファスやピーター・ボクダノヴィッチ監督といった俳優時代の仲間、そして息子や孫、家族ぐるみの友人などによるプライベートに迫るインタビュー映像をふんだんに盛り込み、オードリー・ヘプバーンの名声に隠された本当の姿が描かれる。

©️Pictorial Press Ltd / Alamy Stock Photo

【作品情報】
オードリー・ヘプバーン
2022年5月6日(金)TOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国公開
配給:STAR CHANNEL MOVIES
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