尾上松也と松本若菜が夫婦役で土屋太鳳主演「やんごとなき一族」に出演

尾上松也と松本若菜が、フジテレビ系で4月にスタートする連続ドラマ「やんごとなき一族」(木曜午後10:00、開始日未定)に出演することが分かった。

ドラマの原作は、「Kiss」(講談社)で連載中のこやまゆかり氏の同名コミック。庶民の家庭から上流社会の一家に嫁ぐことになった主人公・篠原佐都(土屋太鳳)が、理不尽な家のしきたりや親族内の複雑な人間関係に翻弄(ほんろう)されながらも、夫・深山健太(松下洸平)と共に真正面から立ち向かい奮闘する“アフター・シンデレラ・ストーリー”。

松也が演じるのは、深山家の長男であり、佐都にとって義理の兄にあたる深山明人。引っ込み思案な性格で、父・圭一の決めたことには逆らえず目立つことを嫌っている。深山家当主である圭一が経営する不動産会社で働き、次期社長候補といわれるも、その出世欲のなさと気の弱さが災いし、圭一からは冷ややかな目で見られている。そんな中、弟の健太が深山家に戻って来たことがきっかけで、自身の跡取りとしての立場はさらに危ういものになっていく。圭一の策略によって図らずも兄弟間での後継者争いに巻き込まれたことで、運命が大きく変わっていく。

「木曜劇場」枠に出演するのが、2016年4月クール放送の「早子先生、結婚するって本当ですか?」以来、約6年ぶりとなる松也は、「出演が決まりとてもうれしかったです。いただいた台本を読んでみて、すぐに物語に巻き込まれて、次の展開が楽しみになりました。今回演じる明人はいい人ですが、演技ではいい人なのか分からないという感じを出したいです。久しぶりの『木曜劇場』に一癖添えられるように務めますので、ぜひぜひ毎週欠かさずご覧ください!」とアピール。

一方、松本は、明人の妻であり佐都の義姉・深山美保子に扮(ふん)する。老舗和菓子店の娘であり、長男の妻として深山家に尽くしてきた人物で、深山家の理不尽なしきたりに対しても理解があり、親族からの評価も高い。夫の明人を深山家の跡取りにすることで自分の地位を高めようともくろんでいる。そして、誰にも言えない大きな秘密を抱えている。庶民の家庭からとついできて、次期女主人の立場になった佐都のことを目の敵にしており、義父・圭一の策略とともに佐都を深山家から追い出そうとする。

「オファーをいただいた時はとてもうれしかったです。何度かご一緒させていただいた監督やスタッフ、出演者の方々のお名前をお聞きし、さらに撮影が楽しみになりました。やんごとなき生活を送っている人々が、同じ日本のどこかに紛れもなくいらっしゃるのだなと、未知の世界の物語を読んでいるようでした。なかなか実感は湧きませんでしたが、このような世界をもっと知らなければと思いました」と印象を述べる松本は、「美保子は長男の妻として自分の立ち位置をなんとしても死守するため、佐都へ執拗なライバル心を燃やします。皆さまのご期待も背負いながら、私の思う美保子を私なりに表現できればと思います。『やんごとなき一族』の世界観に浸っていただけるよう精いっぱい撮影に励みますので、ご覧いただけましたら幸いです」とアピールしている。

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