東日本最大流山Ⅳが稼働、大和ハウス

大和ハウス工業(芳井敬一社長)は10月26日、千葉県流山市に東日本最大、同社最大の延床面積(32万2299平方㍍)を誇るマルチテナント型物流施設「DPL流山Ⅳ」が完成、1日から稼働すると発表した。1フロアの延床面積は国内最大の約7万7000平方㍍から。計4棟総延床面積71万1266平方㍍からなるプロジェクトの3棟目。

大和ハウス 延床32万㎡マルチテナント

敷地面積13万5592平方㍍、地上5階建て(1〜4階倉庫、5階保育施設等)で賃貸面積は26万824平方㍍。1区画の面積は約6000平方㍍から。各区画に事務所が設置可能など、テナント企業の様ざまなニーズに対応する。
各階を周回できる両面トラックバースを同社マルチテナント型物流施設では初めて採用。トラックの入場予約システム・オンラインチェックインシステムや無人搬送ロボット50台などを導入した。
テナント企業の従業員専用の保育施設(最大60人)を完備。物流業界の人手不足解消へ、プロジェクト全体で子育て中の働く人が複数のテナント企業で働ける「マルチ派遣」を導入している。
免震システムや非常用自家発電機、蓄電池(20台)の設置などBCPにも対応した防災配慮設計。
周辺環境に配慮するため「四季のひろば」を設け、一年を通して彩りを与える数種類の植栽を施すとともに、外壁にルーバーを設けた。
立地は常磐自動車道流山ICから約2・5㌔㍍と近接し、首都圏から広域には東日本全域までアクセスできる場所に位置する。
プロジェクトの4棟目(流山Ⅱ)は2023年5月竣工予定。

提供元:日本流通新聞×foredge

By:物流たまてばこ

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