空気を織り込んだようなふんわりコットンタオル「DCL」【株式会社中村】

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お風呂で一日の疲れを流した後、濡れた身体を拭くタオルがゴワゴワでは、せっかくのリラックスムードが台無し。できれば自分にあった、肌触りが良く、吸水性、耐久性に優れたタオルを見つけて、長く愛用したいですよね。この3つの条件をすべてクリアしたハイテクノロジーのタオルが奈良にあると聞いて、さっそく調査に行ってきました。

伺ったのは、奈良県で唯一のタオルメーカー・株式会社中村です。創業72年、吉野杉の割り箸からスタートし、海外進出などを果たした経験から、現在はタオルの製造販売もされています。オリジナルブランドの「DCL(Dream Cotton Laboratory)」タオルは人気が高く、高取町ふるさと納税の返礼品や、多くの企業・レストランなどで使用されています。特許製法で作られたという「DCL」タオルの秘密と、その耐久性を持続させるためのお手入れ方法なども聞いてきましたのでご紹介します。

株式会社中村は、吉野杉の割り箸やタオルなど家庭用品の製造販売をする会社。お話をしてくださったのは、瀬川和久さん(右)と的場伸司さん(左)

―――「DCL」とはどんなタオルなのでしょうか?

瀬川:吸水性に優れ、早く乾き、ふわふわ長持ちタオルです!しかもオーガニックコットンを使用しているので、赤ちゃんや敏感肌の方にも安心してお使いいただけるんですよ。

商品展開は、ハンドタオル、フェイスタオル、ハーフバスタオル、バスタオルの4種類で、10色から選べる。(価格例:フェイスタオル1100円、ハーフバスタオル1540円)
左がバスタオル、右が長さは同じで幅を約半分にしたハーフバスタオル

―――日本が誇る先端技術で作られていると伺いましたが、その機能にはどんな秘密があるのでしょうか?

瀬川:岐阜県にある浅野撚糸株式会社が開発した「スーパーZERO®」という画期的な糸を使用しています。この糸は水溶性が高く、水につけると溶けてしまうのが特徴です。普通の綿糸と水溶性の糸の2本を撚って作った糸は、お湯に浸けると水溶性の糸だけ溶けてなくなります。残った綿糸には撚り戻ろうとする力が生まれ、膨らみます。これを「空気を撚る」と表現しているのですが、「DCL」タオルが軽くてふんわりしている秘密でもあります。

的場:通常の綿糸は糸を撚って作られているのですが、わざと撚らないで作る綿糸もあり、これを無撚糸といいます。この無撚糸でタオルを織ると、柔らかいタオルが製造できるのですが、撚っていない分へたるのも早くなってしまい耐久性に欠けてしまいます。「DCL」タオルは、撚った糸でありながら、柔らかさと耐久性を持ち合わせているのです。毛羽落ちしにくく、ふんわりとした使い心地を楽しめるんですね。また、空気の隙間に水が入り込むため、吸水性と速乾性が一般のタオルより約1.5倍あるんですよ。

吸水力が一般的なタオルと比較して約50%向上
繊維の隙間に空気を通すので乾燥時間が大幅に短縮。菌繁殖の抑制に効果的!

瀬川:膨らんだ糸はボリュームがあり、洗うたびにふんわり感がよみがえるのです。ここに袋から出したばかりの新品のタオルと、一度洗濯したタオルがありますので、見比べてください。洗った後の方が、ふんわりして厚みがあるのがお分かりいただけるかと思います。

左のマスタード色が新品タオル、右のピンク色が一度洗濯したタオル

―――手触りも一度洗ったタオルの方が柔らかいですね。

的場:パイルが長いので、毛羽立つ可能性がありますから、新品でも洗濯してから使っていただいた方が良さを実感できると思います。洗濯を繰り返すほどふんわり感が増します。実際に、洗濯前のタオルと比べると、20回洗濯した後のタオルの方が、ふんわり感が増したという実験結果もあるんですよ。

―――「DCL」タオルの洗い方を教えていただけますか?

瀬川:DCLのタオルは吸水力を高めるためにパイルが長く作られているのですが、洗濯するときに、この長い糸が他の衣服と干渉してひっかかることがあります。ですので、摩擦等による毛羽落ち・パイル抜けを抑えるため、洗濯ネットの使用をお勧めしています。また、柔軟剤はなるべく使用しないでください。毛羽落ちや吸水性を落とす原因になります。

―――干すときの注意点はありますか?

的場:干す前にタオルを数回バサッバサッと振ってパイルを立たせます。左右にひっぱって繊維を起こすのもよいかと思います。直射日光は色あせや繊維が硬くなる原因になりますので、風通しの良い場所での日陰干しをお勧めします。冬でしたらエアコンの送風口から出る温風を利用して、その風が当たる場所に干すと、よりふんわりしますよ。

干すときは、タオルが重ならないようして風が通るようにするのがコツ

―――オーガニックコットンとはどういったものなのでしょうか?

瀬川:3年以上農薬や化学肥料を使用せず有機栽培で育てられているコットンのことです。「DCL」タオルは、インド・クジャラート州プラッタプール村の農場にて丁寧に育てられた綿を使用しています。

遺伝子組み換え種子ではない、フェアトレードのコットン

―――「DCL」タオルは海外でも評判だったそうですね。

瀬川:昨年11月にシンガポールの三大モールといわれるフナンモールに、「DCL」タオルと吉野杉の割り箸を出店させていただき、販売点数上位1位、2位を独占しました。売れ行きが良かったことで、そのまま継続販売が決定し、今もシンガポールで販売させていただいています。

割り箸は2週間で完売してしまうほど人気だった

―――日本ではどちらで購入できるのでしょうか?

瀬川:近鉄百貨店 橿原店4階にて、3月10日(木)から5月3日(火)まで購入していただくことができます。ぜひ実際に「DCL」タオルを手に取って、その良さを実感していただきたいと思います!

的場:この他、奈良市の平城宮跡歴史公園にある「天平みつき館」のショップ「平城京肆(へいじょうきょう・いちくら)」でも購入いただけますし、当社のホームページ「ドリームコットン研究所」でも常時購入が可能です。また、4月中旬頃には新ブランドのタオルを発売する予定ですので楽しみにしてください!詳しくは当社のホームページをご参照くださいね。

―――さっそくチェックしてみます。ありがとうございました。

■社  名 株式会社中村

■住  所 奈良県高市郡高取町丹生谷588

■TEL 0745-67-0065

■FAX 0745-67-2040

【ドリームコットン研究所】

https://dcl-towel.com/

※この記事は取材当時の情報です。