英伝説的ロックバンドの中心人物が死去 がんのため76歳で

イギリスのロックバンド、プロコル・ハルムのシンガー、ゲイリー・ブルッカーが死去した。76歳だった。1960年代に活躍した同バンドのフロントマンだったゲイリーが19日、がんにより他界したことを、本人のレコードレーベルが発表している。

「深い悲しみと共に2022年2月19日にゲイリー・ブルッカー、MBE(大英帝国勲章受勲者)、シンガー、ピアニスト、プロコル・ハルムの作曲家が亡くなったことをお知らせします。音楽界の眩い、代替の効かない光でした。76歳でした。がんの治療中でしたが、自宅で安らかに眠りました」とコメントした。

ロンドン出身のゲイリーは同バンドの創立メンバーで、最大のヒットとなった『青い影』を共同作曲した。

メンバーを変えつつ1967年から77年まで活動した同バンドは1991年に再結成、2019年リリースのEPが最新作となっていた。

現在、ゲイリーの他ジェフ・ホワイトホーン、マット・ペグ、ジョシュ・フィリップス、ジェフ・ダンから成る同バンドはこう声明を発表している。

「ゲイリーの声とピアノはプロコルの50年にわたる国際的なコンサートのキャリアを常に定義するものでした」

「ステージの仕掛けやギミック抜きに、彼はショーで最も映えるミュージシャンでした」

「受賞歴のある釣り師でパブ経営者、詩人、画家、発明家といった様々な才能を持っていましたがそれにも増して、妻フランキーの献身的で忠実な夫でした。2人は1965年に出会い68年に結婚。この悲しみの時期に(残された)フランキー、夫妻の家族、友人の方々へお悔やみを申し上げます」と悼んだ。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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