ナインティナイン、ガチャガチャですべてを決める無謀なバラエティーに挑戦

フジテレビ系では3月13日に「ガチャガチャの言う通り!!~丸投げナインティナイン~」(午後8:00)を放送。MCのナインティナイン(岡村隆史、矢部浩之)が「楽しくロケをすること」以外は決まっておらず、ロケ仲間のキャスティングから、ロケ場所、そこで何を食べ、何をするのか?という番組の根幹を、すべてガチャガチャで決めていく。

同局の湾岸スタジオに、午前7時前から集められたのは、総勢10人のゲスト。しかし、みんなで巨大な幕を掲げて自分たちの顔を隠している。そこに登場したナインティナインの2人は、その異様な光景に「なんで企画が通ったんだろう…」「一か八かの番組ですよ」と困惑。そして、「あの幕の後ろには本日われわれと一緒にロケにいく“かもしれない”皆さんがスタンバイしてくれているんです」「ガチャガチャで名前が出なかったら、即、帰っていただきます」と番組趣旨を紹介する。

ロケに行く“かもしれない”ゲストは、この日のためにスケジュールを丸1日押さえられており、ガチャガチャで選ばれればそのままロケへ、選ばれなければ1日がオフとなってしまうのだ。幕の後ろには、普段あまりバラエティー番組には出ない上に、1日のスケジュールを押さえるのは難しい人気俳優が複数いる。芸能界でこの人に逆らったらちょっと面倒くさそうな大物俳優、人気アイドル、人気芸人らが集合している。

ガチャガチャで一緒にロケをするゲストを決める前に、まずロケ先が明かされる。ロケ当日に行き先を決めると撮影の許可を取る時間がないため、事前にナインティナインがガチャガチャでロケをする場所を決めたVTRが流される。北はクロマグロで有名な青森県大間町から、南はパイナップル生産日本一の沖縄県東村まで、全50カ所の地名が紹介され、ゲストらは行きたい場所を口々に語る。

番組で使用されるガチャガチャは、100円を入れて回すごく普通のもの。ナインティナインはそれぞれガチャガチャを回し、番組の運命を大きく左右する「ロケ場所」、そして「一緒にロケに行く芸能人の名前」を決めていく。

矢部は「この企画を聞いた時、不安しかなくて正直“成立するのかな”と思いましたね。場所とか人によって撮れ高が変わってくるんだよな、とかいろいろ考えてしまいました」と不安を口にし、「一緒にロケをするかもしれないゲストの顔ぶれを見た時は“いやぁ、豪華やなー!”って思いました。でも、すぐにガチャガチャのルールが頭をよぎり…“全員とは行けないんだ”と複雑な思いになってしまい…。ロケに行ってみないと分からないですけど、楽しく盛り上げていけるように頑張りたいと思います!」と斬新な企画への率直な印象を明かす。

一方、岡村も「基本的にお笑い芸人さんとかでガチャやるんやろうな、と思ったら、バリバリの俳優さんたちもいて、もう…とにかくロケを頑張らなきゃあかん!って気合が入りました」と恐縮しつつ、ガチャガチャを引いてみて「本当にゲストで来ていただいた方全員にすみませんって言わなきゃあかんと思いました。実際ロケ自体はあまり自信がないです。ちょうど関係がええ感じになったところでお別れになってしまうのではないかな、と。でも、皆さんに『楽しかった!』と言っていただける旅にしたいなと思っています!」と意気込んでいる。

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