〈大雪〉積雪260センチ超え、2年連続の豪雪、妙高市新井地域

 妙高市の新井地域は2年連続で豪雪となっている。観測地点の積雪は24日、265センチに達し、今年最深となった。昨年の最深積雪だった260センチ(1月11日)を上回った。

雪が積もったアーケード(24日、妙高市朝日町)

 雪が落ち着いて青空が広がった24日、新井市街地では雪かきに追われる姿が見られた。住宅街である同市高柳では、屋根が自然落雪式となっている民家が少なくない。

 同所の女性(61)は「家がつぶれる心配はないけど、落ちた雪を処理するのが大変。(今年の雪は)これで終わってくれると信じている」と話した。

 市役所から近い同市田町の飲食店では、従業員二人が2階屋根に上がり、スノーダンプを使って雪下ろしをしていた。路面店であることから、通行車両に細心の注意を払って行っていた。

 男性従業員(46)は屋根雪について「上は軽いけど、下が重い」と話し、「半袖で作業していても暑い」。店舗前に下ろした雪は重機を使い、捨てられる場所へ運んでいた。

 妙高市は23日、全域が県災害救助条例に適用された。市は条例に基づく要援護世帯の除雪支援とともに、幹線道路の道幅確保や、生活道路の最低でも一車線の確保などを行っている。

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