沖縄コロナ新たに369人、3人死亡 警戒レベル「流行期」に引き下げ(2月25日朝)

 沖縄県は24日、新型コロナウイルスに感染した3人の死亡と、10歳未満から90歳以上の369人の新規感染を発表した。県は同日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を書面で開催した。病床使用率が40%台で推移していることから、県の警戒レベルを現在のレベル3A(感染まん延期)からレベル2(感染流行期)に引き下げた。
【ひと目で分かる】沖縄のコロナ感染状況
 新規感染者数は、前週の同じ曜日より333人減少した。県の担当者は、23日が祝日で検査数が少なかったことが要因とみている。亡くなったのは、那覇市の60代女性と豊見城市の80代女性、居住地と年代・性別非公表の1人。女性2人には基礎疾患があった。

 推定感染経路が判明しているのは232人。内訳は家庭内160人、施設内25人、友人知人18人、職場内11人、飲食3人、その他15人。年代別では、10歳未満が最多の84人で、40代58人、10代57人、30代56人などと続いた。

 米軍関係は17人の感染が県に報告された。嘉手納基地6人、キャンプ・ハンセン5人、キャンプ・フォスター3人、普天間基地とキャンプ・キンザー、キャンプ・シュワブで各1人だった。

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