レンジャーズの有望株・ヤングが左肩手術 6カ月の長期離脱へ

レンジャーズのクリス・ヤングGMは、プロスペクト三塁手のジョシュ・ヤングが現地時間2月23日の朝に左肩関節唇断裂の修復手術を受けたことを発表した。「MLBパイプライン」のプロスペクト・ランキングで球団2位(全体48位)にランクインしているヤングは、マイナーキャンプに参加する前のトレーニング中にウエートリフティングで左肩を負傷。チームドクターのキース・マイスター医師による手術を受けた。リハビリには6カ月を要する見込みで、メジャーデビューは少なくとも今季終盤までずれ込むことになりそうだ。

ヤングが故障により出遅れるのは昨季に続いて2年連続となる。昨季はスプリング・トレーニング中に右足を疲労骨折し、6月中旬まで欠場。その後、AA級とAAA級で合計78試合に出場して打率.326、19本塁打、61打点、OPS.990の好成績を残したが、昨季中にメジャーデビューを果たすことはできなかった。今季はアイザイア・カイナーファレファと正三塁手の座を争うことが予想されていたが、レギュラー争いは予想外の形で決着することになった。

カイナーファレファはレギュラー定着を果たした2020年に三塁手としてゴールドグラブ賞を受賞。昨季は遊撃にコンバートされ、引き続き安定した守備を見せたが、今オフの大型補強でマーカス・セミエンとコリー・シーガーが加入したため、内野のユーティリティとしてヤングと正三塁手の座を争う予定だった。遊撃手の補強を必要とする球団へのトレードの可能性も取り沙汰されていたが、少なくともヤングが復帰するまでのあいだは正三塁手を務めることになりそうだ。

ヤングGMは「ジョシュは可能な限りいい選手になりたいと思っているし、(故障を乗り越えて)ポテンシャルをフルに発揮してくれるだろう。まずは今回の故障を完治させ、今後15年間のキャリアを妨げることがないようにしてほしい」とコメント。「彼はグラウンドに出さえすれば、期待通りのパフォーマンスを見せてくれる選手だ。見ていて楽しいよ」とプロスペクト三塁手の今後の活躍に期待を寄せた。

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