新藤まなみ 離婚考える人妻役で映画初主演 初の濡れ場にも挑む 「遠くへ,もっと遠くへ」公開決定

いまおかしんじ監督、吉村界人、新藤まなみ出演の映画「遠くへ,もっと遠くへ」が、夏に劇場公開されることが決まった。また、第17回大阪アジアン映画祭インディ・フォーラム部門に正式出品されることも発表された。

「遠くへ,もっと遠くへ」は、東京から北海道へ旅するロードムービー。夫との離婚を考えている結婚5年目の人妻・小夜子は、離婚後の住まいを探しはじめ、不動産屋の男・洋平と知り合う。 物件を見ていくうちにしだいに打ち解けていく二人。小夜子は離婚を考えていること、洋平は妻が3年前に家を出てしまったことを明かす。 洋平が失踪した妻・光子に未練を残していることを感じとった小夜子は 「奥さんに会ってはっきりさせるべきだ」と洋平をけしかけ、二人で光子探しの旅を始める。

小夜子役を演じるのは、「獣電戦隊キョウリュウジャー」などの新藤まなみ。映画初主演で、初の濡(ぬ)れ場にも挑む。洋平役を演じるのは、「ミッドナイトスワン」「モリのいる場所」などの吉村界人。そのほか、洋平の失踪した妻・光子役に「悲しき天使」の和田瞳、光子と過去に関係があった男に「由宇子の天秤」の川瀬陽太などが顔をそろえる。

監督を務めるのは「映画芸術」の2020年ベストワン作品「れいこいるか」のいまおかしんじ。脚本は、ジェーン・スー原作のテレビドラマ「生きるとか死ぬとか父親とか」などの井土紀州が手がけている。

【コメント】

■新藤まなみ
私が初主演を務める映画が大阪アジアン映画祭に出品されるとの事でまずは素直に、とてもとても嬉しいです。ありがとうございます!?めちゃくちゃ極寒の北海道で、みんなで力を合わせて臨んだ撮影でした。個人的には初主演、初濡れ場という事でかなりチャレンジさせて頂いた作品になりました。 ?これから劇場公開も決まってますので1人でも多くの方に観ていただければ幸いです。この映画が皆さんの衝撃作になりますように。

■吉村界人
20代の内にこういった作品に出会えて、自分の測りでは知れなかった愛や恋の姿を知れた作品だと感じています。 映画というものは、たかだか映画ですがされども映画なので映画館で上映させて頂けて大変嬉しく思います。 そして、大阪アジアン映画祭に選ばれたことも、素直に嬉しいです。そしてまず、この様な環境でも映画祭を開催をする。という豊かさに俳優部として感謝しかありません。

■いまおかしんじ監督
女は別れを切り出す前に夫に言われちゃうし、男は失踪した妻を三年も探せずにいる。こんな二人が出会って、どこかへ向かうロードムービー。なにかと出遅れちゃうやつらの情けなく切なく愛しい恋愛をやりたかった。
今から5年くらい前にヴィム・ヴェンダース監督の『パリ、テキサス』みたいなロードムービーが作れたらと企画して、その時はうまくいかず、今回はなんとか形にしたいということで、脚本を以前から組みたかった、井土紀州さんに入ってもらいました。
もうひとつ、個人的にやりたかったことがあって。大学時代の友人が数年前に脳こうそくになったと聞いて、撮影の前に北海道を訪ねたら亡くなっていたんです。その際に、お姉さんから「撮影することがあったら、うちを使ってくださいよ」と言われていたので、彼の実家で撮影させてもらいました。実現できてよかったです。

【作品情報】
遠くへ,もっと遠くへ
2022年夏 新宿K’s cinemaほか全国公開
配給:ムービー・アクト・プロジェクト
(C)2022レジェンド・ピクチャーズ

© 合同会社シングルライン