アルピーヌF1のオコン、A522での初テストはポジティブな滑り出し「100周以上走れたのは励みになる」

 2月24日、スペインのバルセロナ−カタルニア・サーキットで2022年第1回F1プレシーズンテスト2日目が行われ、BWTアルピーヌF1チームは午前セッション、午後セッションともにエステバン・オコンが2022年型マシン『A522』ステアリングを握りテストを行った。

 オコンにとって正式なA522初走行の日となったバルセロナテスト2日目。前日にA522をドライブしたチームメイトのフェルナンド・アロンソの仕事を継続したオコンは、午前・午後あわせて計125周を走り、チームのプログラムを完了させている。

 アルピーヌはこれまで1周4.655kmのカタロニア・サーキットを254周し、、テスト2日目までに1000km以上を走行したことになる。チームによると、この距離はスペインにあるサーキットから、フランスのヴィリーシャティヨンにあるチームのエンジン部門拠点までの距離に相当するという。

 バルセロナテスト2日目にA522のステアリングを握り、C3タイヤで1分22秒164というタイムを記録して全16人中14番手につけたオコンは、テスト2日目について「今日は初めて正式にA522に乗った日だ。F1マシンに戻るのは素晴らしい気分だし、多くのラップを走った」とコメントした。

「正確なテストコンディションで、適切なタイヤを履いたマシンの感触を得ることができてよかった。今日の最も重要な目標は、初日のように多くの走行を行うことだったから、100周以上走れたのは励みになった」

「僕たちはさまざまなテストを行い、いくつか作業のアイデアを得た。間違いなく“あるエリア”は改善すべき方向にあるけれど、それがプレシーズンテストの目的だからね」

「ポジティブなスタートだった。明日のテストでさらなる発見をすることを楽しみにしているよ」

2022年F1バルセロナテスト2日目 エステバン・オコン(アルピーヌ)

 また、アルピーヌF1でスポーティングディレクターを務めるアラン・パーメインは、テスト2日目を「充実した1日になった」と振り返った。

「午前中はセットアップ作業を行ってマシンをさらに理解したし、もちろん毎回の走行からも学ぶことができた。午後は順調にレースシミュレーションを行った」

「走行中のマシンには信頼性があった。ただ、フロアのブラケットが壊れて交換の必要があったので、短時間ストップすることはあったが、それ以外は新たなパワーユニットもシャシーも問題なく機能している」

「テスト最終日の午後はピレリタイヤのウエットセッションになる予定だ。最終日はフェルナンドが初日からの作業を継続し、午後のウエットコンディションはエステバンが担当する予定だ」

2022年F1バルセロナテスト2日目 エステバン・オコン(アルピーヌ)
2022年F1バルセロナテスト2日目 エステバン・オコン(アルピーヌ)

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